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from: シニョレッリさん
2016年04月28日 09時51分43秒
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美術館・教会巡り(464) リヴォルノ大聖堂
街の中心グランデ広場です。
広場に面して市庁舎が建ってますが、広場を挟んで市庁舎の対面にあるのが大聖堂です。
リヴォルノ大聖堂、Cattedrale di San Francescoです。
16世紀末にメディチ家によって創建され、18世紀に完成した後期ルネサンス様式の建物でした。司教座が置かれるようになったのは1806年です。
所が第二次世界大戦中の1943年から1944年にかけて爆撃され、崩壊してしまったので、戦後に再建された建物が現在の姿となってます。1953年に改めて奉献されました。
全てが再建されたものではなく、元の建物が一部残されているので、少々アンバランスな感じがします。
鐘楼と後陣は17世紀に建築されたものです。
ここの見どころはベアート・アンジェリコ(フラ・アンジェリコ)の作品です。
単廊式、ラテン十字形の内部です。
左右の側壁に礼拝堂が設けられてます。
新し過ぎて、私の好みから少し外れます。
天井の装飾
主祭壇と後陣
身廊通路に描かれている
初代の建物にあった祭壇画などが残されています。
モニュメントの説明板です。
ピエトロ・ソッリ(1556‐1622)の「聖母被昇天」(1605)
パッシニャーノ(1559‐1640)の「磔刑」(1605)
トッマーゾ・ガッツァッリーニ(1790‐1853)の「キリストの変容」
ジュゼッペ・ボッターニ(1717‐1784)の「栄光の聖母」(1745)
右翼廊にベアート・アンジェリコの作品があります。
ベアート・アンジェリコの「キリスト」
トッマーゾ・ガッツァッリーニの「エジプトへの逃避途中の休息」
他にも沢山の祭壇画がありますが、紹介はこの辺で終わりにしましょう。
祭壇前から見た入口方向です。
外に出る前に、振り返ってもう一度見ました。
外に出ました。
初めてイタリアに行った時、日独伊三国同盟が頭にあって、第二次大戦でイタリアがドイツ軍に爆撃されたことがピンときませんでした。
(おわり)
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