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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2016/09/07 10:11:03

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    美術館・教会巡り(490) モンツァ、サン・ピエトロ・マルティレ教会

    この教会はイタリアの悍ましい歴史の舞台となったことで有名です。モンツァに行ったならば、ドゥオーモと並んで必訪でしょう。

    教会はチェントロの北にあります。

    カルロ・アルベルティ通りです。もうサン・ピエトロ広場が見えてます。

    サン・ピエトロ広場です。

    勿論、広場の名称はサン・ピエトロ・マルティレ教会から来ています。

    1288年のモンツァの記録に、この教会の存在が記載されてます。また、司教区の1369年の記録に、この教会についての記述があるそうです。

    しかし、併設されている修道院が1280年に建設された確実な記録があるので、それ以前に、恐らく13世紀中ごろの建設されたという説がある一方、修道院建設後の14世紀前半に建設されたとの説もあります。

    教会と修道院はドメニコ会によって建設されました。
    ドメニコ会は、聖ドメニコによって1206年に設立され、1216年に修道会として教皇庁から認可されたわけですから、ドメニコ会の教会修道院としては最古の一つと考えられてます。

    この教会と修道院は、前述のように悍ましい歴史の舞台として有名です。その理由ですが、ドメニコ会、悍ましい歴史と書けば、お分かりの方がいらっしゃるでしょうね。
    異端審問所が修道院に置かれ、拷問や処刑によって犠牲となった人たちが多数いるのです。ドメニコ会修道士が異端審問会に任命された理由をあれこれ並べられても、私なんぞはサッパリ分かりませんが、狂信的な修道士=ドメニコ会士、ですねえ。
    ファサード側の出入り口は通常使用されず、身廊側の出入り口が開いてます。

    身廊側ポータル上ルネッタのモザイク

    三廊式、ロンバルディア・ゴシック様式の内部です。新しく見えるのは1960年台に行われた修復によるものです。

    内陣中央から見た左側廊

    左側廊

    左側廊から見た内陣

    内陣中央から見た右側廊

    右側廊

    右側廊から見た内陣

    天井

    主祭壇と後陣
    1817年に改修された後陣です。

    ところどころに14世紀前半に描かれたフレスコ画が残されてます。

    ジョットの影響を受けたロンバルディアの逸名画家によって制作されました。

    制作したのは複数の画家(マエストロ)と言われてます。


    保存状態は良くありません。

    17世紀の「磔刑像」(制作者不明)

    フレスコ画以外にはあまり見どころが無いようです。

    修道院に行きました。

    異端審問所跡や拷問部屋などが見たかったのですが、開いていませんでした。

    再び内陣に入りました。

    外に出ました。

    ファサード前にあるのは、地元出身の画家モーゼ・ビアンキ(モンツァ、1840‐1908)像です。

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