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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2016/09/12 10:15:51

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    美術館・教会巡り(493) モンツァ、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会


    マンテガッツァ通りの先に教会が見えてます。

    1576年、ミラノではペストが大流行しましたが、当時のミラノ大司教聖カルロ・ボッロメーロはペストで苦しんでいた人たちを救うことに尽力しました。ミラノだけではなく、ペスト禍で苦しんでいた近隣の町や村にも訪れてミラノと同様に人々の救出などに尽力しました。聖カルロがモンツァを訪れたのは1578年でした。

    モンツァ生まれでモンツァに没した歴史家で科学者でもあったバルトロメオ・ズッキ(モンツァ、1570‐1630)は、幼少の頃に聖カルロ・ボッロメーオの善行を目のあたりにして深い感銘を覚えました。
    そうして、1608年、バルトロメオ・ズッキの個人資産によって建設されたのが、この教会です。1630年、バルトロメオは没しましたが、全財産をイエズス会に寄進し、この教会への埋葬を遺言しました。

    現在の建物は、このバルトロメオ・ズッキ通りを拡幅するために、19世紀終わりに取り壊され、建築家スピりと・マリア・キアッペッタの設計によってネオ・ゴシック様式で再建されたものです。
    最初の建物は二代目のものよりも大規模でした。

    教会前に立つ聖カルロ・ボッロメーオ像です。この像は初代建物ファサード前に立っていたそうです。


    ファサードのポータル上ルネッタのモザイク



    三廊式、ラテン十字形、ネオ・ゴシック様式の内部です。

    左側廊方向

    右側廊方向

    これよりも大規模な教会が個人資産だけで建設されたことに驚きを禁じえません。


    説教壇

    主祭壇と後陣

    祭壇前飾りの聖アグネスのモザイク

    芸術的には、見るべき作品はこの1点だけと思います。
    モンツァ生まれの画家ポンぺオ・マリアーニ(1857‐1927)の作品(1911)
    ポンぺオの画風と全く異なる作品で、この教会のために制作し、寄贈しました。




    外に出ました。

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