サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
from: シニョレッリさん
2023年05月23日 06時12分27秒
icon
持参金
イタリアの街巡りをしていると、時々立派な女子修道院を見かけます。それらの建設された経緯を調べると、娘(多くは三女以降の娘、長女と次女は持参金付きで嫁入
イタリアの街巡りをしていると、時々立派な女子修道院を見かけます。
それらの建設された経緯を調べると、娘(多くは三女以降の娘、長女と次女は持参金付きで嫁入りさせた)の持参金を捻出できないので、嫁がせるのを諦めて娘の居所として修道院教会の建物を建設した、というのがよくあります。
それだけを見ても、中世ヨーロッパの持参金が巨額だったことが分かります。
フランス領土の半分を持参金にして娘を嫁がせたフランス王がいたし、メディチ銀行だって持参金を元手にして銀行業を始めたなど、持参金を巡る話は尽きません。
from: nasakuraさん
2023年06月19日 05時57分36秒
icon
シニョレッリさん
持参金の事例を愉しく読みました。
ときにNHKーFM平日早朝の「古楽の楽しみ」をご存じですか?
https://www.nhk.jp/p/kogaku/rs/NWYPY4N3WW/
バッハやヘンデルは勿論、スカルラッティやモンテヴェルディの楽曲やアカペラの宗教曲、チェンバロやリュートなどの私の知らない古楽が流れ、至福のひと時です。
私は長い間のファンで、現役時代は6時開始だったので途中で泣く泣く出勤しており、
退職してしばらくはこの番組を最後まで聴けることが嬉しかったのです。
それが、少し前から早朝5時開始と変わり。きっと視聴者が少ないのでしょうね…
前置き長くなりました、先日この番組内で音楽に伴い”持参金”について話が出ました。その女性解説者によると
「…このように貴族の美しい娘は持参金つきで嫁げたけれど、美しくない娘は修道院に入った」
というような説明でした。
美人かどうかだけ?少し違うんじゃ?と・・・(「尼僧の恋」は美しいが前妻の娘のほうでなく、心も顔立ちも美しくない現妻の娘が嫁入り)
シニョレッリさんからこの件について伺っていなければ、深い意味を知らずに聞き流していたと思います。お礼申し上げます。こうしたお話をまた楽しみにしています。
from: シニョレッリさん
2023年05月31日 15時03分28秒
icon
nasakuraさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
この建物は、カラヴァッジョ(コムーネ)の市庁舎ですが、カラヴァッジョ侯爵の宮殿でした。
画家カラヴァッジョを終生支援したカラヴァッジョ侯爵夫人コスタンツァ・コロンナは、名家コロンナ家の出身(コスタンツァの父はレパントの海戦で活躍した有名な戦士)ですが、12歳の時にカラヴァッジョ侯爵のフランチェスコ1世・スフォルツァと結婚しました。
カラヴァッジョ侯爵夫人コスタンツァ・コロンナの肖像
結婚当初は幼くて男性恐怖症だったようですが、それでもコスタンツァ27歳の時に未亡人となるまでに男3人、女3人の6人の子供を授かりました。
長女は持参金付きで嫁入りさせましたが、次女と三女は修道女になりました。
長男はカラヴァッジョ侯爵となり跡継ぎになりましたが、次男はナポリの修道院院長となりました。三男はマルタ騎士団将軍で、艦隊司令官となりました。
当時の名家の子女の行く末が分かる良い例でしょう。
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト
Dr. slip、 nasakura、