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from: シニョレッリさん
2015年08月28日 15時32分30秒
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教会の格付け
カトリック教会の最高の格付けはBasiliche Papaliです。
ローマに4つ、アッシジに2つあります。
ローマにある4つのBasilica Papaliは、教会ファンならばご存知でしょうね。総本山のヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂も含まれます。
サン・フランチェスコ聖堂の正式名はBasilica Papale di San Francescoです。
アッシジの鉄道駅裏手にあるBasilica Papale di Santa Maria degli Angeliです。ご存知のように、この聖堂に45歳の生涯を閉じた聖フランチェスコのCappela della Porziuncolaがあります。
ローマ以外にアッシジに2つあるということで、カトリック教会に於ける聖フランチェスコの位置付けが分かると思います。
パドヴァの聖アントニオとか、聖ベネデット、聖ドメニコなどの重要な聖人のゆかりの聖堂でもBasilica Papaleにはなってません。 -
from: シニョレッリさん
2015年08月17日 14時10分01秒
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行ってみようかな
スセガーナ Suseganaに行ってみようかな。
今秋は、今のところアメリカに行くつもりなので、行くとしたら、来年以降でしょうね。
スセガーナは人口約1万2千人のヴェネト州トレヴィーゾ県にあるコムーネで、ヴェネツィアSLからトレヴィーゾ、コネリアーノなどに向かうFS幹線上に駅があるので、比較的簡単に行けそうです。
見どころの第一は、歴史あるサン・サルヴァトーレ城のようです。
見どころの第二は、この教会でしょうか?
前の写真のChiesa della Visitazione di Beata Vergineにあるらしいポルデノーネの作品です。
この教会の名称が良く分かりません。
外観はバロック様式のように見えます。
以上3枚の教会は同じ教会のものでしょうね。
それぞれ違ったサイトから写真を拝借しましたが、その3つのサイトでは教会名を受胎告知教会としています。果たして正しいでしょうか?
一番の見どころのサン・サルヴァトーレ城は、普段非公開との情報もあるので、行ってみたら入れなかったでは、行く甲斐がありません。
はてさて、どうしたものやら。-
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from: シニョレッリさん
2015年08月25日 09時25分06秒
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今日の一枚
今日、取り上げるのは、この作品です。
有名な作品なので、ご覧になった方が多いと思います。
きつい目つきで、見た者を意地悪に見下すように、不満そうな仏頂面を見せています。
睨まれる筋合いがないので、「オバン、何が不満なんや」と心の中で毒づきながら睨み返します。
500年以上も前に生きた女性に向かって、毒づいてみてもアホラシイですが・・・
髪は解れ毛が目立つし、太った中年女丸出しで、お世辞にも美人なんて、口が腐っても言えません。
ペンダント、3つの指輪、纏った衣裳などを見ると、大金持ちそうに見えます。
だから、見下しているんでしょうね。
貫録十分ですね。
実は、若きラッファエッロ(22歳)が、1506年頃に制作した『マッダレーナ・ドーニの肖像」です。夫妻の肖像画と言うことで、夫であるアーニョロの肖像画も併せて注文されました。(『アーニョロ・ドーニの肖像画』は後で載せましょう。)
マッダレーナは、ストロッツィ家の出身で、フィレンツェの裕福な毛織物商人のアーニョロ・ドーニと結婚したので、血筋が良いし大金持ちということで、高慢ちきに人を見下すのは当然かもしれません。
中でも特に、私が何時も驚くのは、これは彼女が18歳時の肖像画なんですよ。
爺さんであっても男ですから、イタリアの若い女性に目を向けるときがありますが、18歳くらいで、このマッダレーナのような貫録十分なオバンはいませんね。
マッダレーナの身体をやや斜めに構えて、手を組んだところは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」の影響が色濃いと言われてます。また、ラッファエッロの作品の背景に景色を取り入れている所もレオナルドの影響と言われてます。
「モナリザ」は1503‐1505年頃に制作されたので、ラッファエッロが「モナリザ」を見た可能性は十分にあるそうです。
ラッファエッロのことですから、マッダレーナをもう少し可愛げに描くことは十分に出来たと思うのです。
それをやらなかったのは、制作料に不満があったかも知れないと、私は勝手に想像してます。
これは、ミケランジェロの有名な「聖家族(別名ドーニのトンド)」です。
アーニョロとマッダレーナの間に、娘マリーアが1507年9月8日に誕生しましたが、娘の誕生の記念に、アーニョロがミケランジェロに注文した作品です。
この作品の制作料の支払いを巡って、吝嗇なアーニョロとミケランジェロがトラブルになり、その記録が残されており、事実です。
同じようなことが、アーニョロと若きラッファエッロとの間に起きた、でも、若いラッファエッロはトラブルにせずに、マッダレーナを敢えて彼女の厭らしさを強調することで意趣返しをした、なんて考えると楽しくなります。
作品は、フィレンツェのパラティーナ美術館にあります。
この美術館は鑑賞するのが大変です。
傑作・秀作が所狭しと並べられています。「ドーニ夫妻の肖像」も目立たない場所に展示されてます。
私の写真
「アーニョロ・ドーニの肖像」
夫婦の肖像画が隣合せて展示されているのではなく、その間にこの作品が展示されてます。「エゼキエルの幻視」
ウルビーノにある「ラッファエッロ像」
二人は13歳差の夫婦でしたが、同じ年頃のカップルに見えます。 -
from: シニョレッリさん
2015年08月29日 15時04分23秒
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絶対に行かない
もう二度と行きたくないのが、アルベロベッロです。
非常に特徴ある建物ばかりですが、まあ、それだけですね。
行くには時間とお金がかかりますが、それだけの価値がありませんね。
土産屋ばかり。観光客への媚び方が半端ではありません。
これ以外の収入の手立てがなさそうなので、仕方がない面はあるにしろ、少し酷すぎますね。
南イタリアに行くなら、ここに絶対行きたい人が多いようですが、私の観点からは、お止しなさい、その価値はありませんよ、です。
でも見解の相違は何処でもあることですから、私の意見に拘泥はしません。-
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from: シニョレッリさん
2015年08月11日 16時13分19秒
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村歩き(102) ブオンコンヴェント
ブオンコンヴェントは、人口約3200人ほどのトスカーナ州シエナ県にあるコムーネです。
最も美しい村々に選ばれてます。
この村に行くには、鉄道とバスの2つの方法があります。
シエナ~モンタルチーノ間のバスに乗り、シエナから約1時間、モンタルチーノからならば乗車約20分ほどでブオンコンヴェントの鉄道駅前に到着します。
ブオンコンヴェント駅です。
鉄道よりもバスの方が便数が多く、特に日中はバスの方が便が良いと思います。
駅舎です。
バスが走ってる駅前の道路です。
駅前にキノコを売る移動車が出てました。数箱づつ纏め買いする人が数人いました。
この日は、アグリに泊まりました。
駅から1.5㎞ほど離れた高台に、アグリがあります。
道はダラダラとした緩い上り坂になってます。
晴れていたのでラッキーでした。雨天で、この道を歩くのは可なりシンドイと思います。雨天の場合、タクシー利用となりますが、電話でタクシーを呼ぶとモンタルチーノから来るようで、時間がかかるので、アグリに頼むのが最良でしょう。
上ってきた道です。
左に折れて更に上りました。
辺りはブドウ畑です。
左にブオンコンヴェントのチェントロが見えます。
道の左側は糸杉になりました。糸杉の道は、遠くから見ると実に味合いが深いですが、近くで見るとやや冴えません。
途中にChiesa di San Lorenzo a Percennaがあります。この辺はもうブオンコンヴェント村の域外になります。
上にも糸杉の道があります。
写真左の建物がこの日のお宿のアグリです。
(つづく) -
from: シニョレッリさん
2015年08月20日 15時27分08秒
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美術館・教会巡り(413) エンポーリ、サンタンドーレア参事会教会美術館
エンポーリのサンタンドーレア参事会教会美術館は、2012年11月15日に美術館・教会巡り(31)としてアップしました。
当時、美術館内は写真撮影がNGだったので、紹介させて頂いた作品数に限度がありましたが、昨年初夏に国立博物館や国立美術館の写真撮影解禁に合わせて、この美術館も写真OK(但し、ノーフラッシュ)となり、展示作品全点の写真を撮ったので、ここで改めて紹介させて頂く次第です。
Piazzetta della Proposituraです。
広場に面して教会が建ってます。
地元の人たちがドゥオーモと呼んでるサンタンドーレア参事会教会です。
窓がある所が参事会教会付属美術館です。
美術館の入り口です。
ベネデット・ブリオーニ工房による「玉座の聖母子と聖アンセルモと聖ドメニコと聖フランチェスコとマグダラのマリア」(テラコッタ、16世紀前半)
ヴィンチェンツォ・ラーミ(1807‐1892)の「聖フィロメーナ」(1835)
ニッコロ・ディ・ピエトロ・ジェリーニの「聖母子と四聖人の三幅祭壇画」
サンタンドーレア参事会教会の祭壇を飾っていた傑作です。
中央パネルの「聖母子」
向かって左のパネルは「聖アントニオ・アバーテと洗礼者ヨハネ」
向かって右のパネルは「聖グレゴリオ・マーニョと聖レオナルド」
向かって左部分の裾絵
中央の裾絵
向かって右の裾絵
14世紀のピストイアの無名画家(Maestro del 1366)による「聖母子と四聖人の多翼祭壇画」
中央パネルの「聖母子」
向かって左から「聖フランチェスコ」と「洗礼者ヨハネ」
向かって右から「聖アントニオ・アバーテ」「聖アンデレ」
アーニョロ・ガッディの「聖母子と四聖人の三幅祭壇画」
中央パネルの「聖母子」
向かって左から「聖アントニオ・アバーテとアレッサンドリアの聖カテリーナ」
向かって右は「聖ジローラモと洗礼者ヨハネ」
裾絵
アンブロージョ・ディ・バルデーゼ(フィレンツェ1352‐1429)の「授乳する聖母」
(つづく) -
from: シニョレッリさん
2015年08月27日 09時33分06秒
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美術館・教会巡り(414) カステルフィオレンティーノ、サン・フランチェスコ教会
広場に面して教会が建ってます。
カステッロ下の平地に建つサン・フランチェスコ教会です。
1217年創建、1278年完成のロマネスク・ゴシック様式の教会です。
向かって右奥に修道院が併設されてます。
修道院は修復工事中で立ち入りが禁止されてました。
後陣外観はゴシック様式となってます。
身廊外観です。
ロマネスク・ゴシック様式の構造はそのままに、18世紀に行われた内部修復によってバロック様式の内装が目立ちます。
翼廊なしの単廊式の内部となってます。
左右の側壁に礼拝堂が設けられてます。
天井は木組みです。
祭壇
後陣
祭壇の装飾の意味が分かりません。
後陣のフレスコ画は、18世紀にPietro Anderlini(フィレンツェ1687‐1755)によって描かれました。
「キリストの復活」(後陣のフレスコ画)
クーポラのフレスコ画「聖母戴冠」は、Agostini Veracini(フィレンツェ1689‐1762)とPietro Anderliniの二人によって18世紀に制作されました。
(つづく)from: シニョレッリさん
2015年08月31日 10時08分37秒
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美術館・教会巡り(414)カステルフィオレンティーノ、サン・フランチェスコ教会の続きです。新旧のフレスコ画が後陣、内陣のあちこちに混在しています。14
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from: シニョレッリさん
2015年08月18日 09時54分22秒
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美術館・教会巡り(412) カステルフィオレンティーノ、サンティ・イッポリート・エ・ビアージョ教区教会
教会は、町を見下ろす丘の上にあります。
ニャーゴは、教会と無関係です。
人間と違って、イタリアのニャーゴは日本の猫チャンたちと変わらない顔つきをしてますね。
坂を上ってきて見えたカステルフィオレンティーノの町です。
教会はVia Sant'Ippolitoにあります。
見上げると教会がありました。
カステルフィオレンティーノは、その名称の通り、城が基本になって栄えた町です。その城内に建てられた礼拝堂が教会の前身です。
Pieveとは教区教会という意味です。
教会の横に廃墟となった城の一部が残されてます。
少しでも修復されたら良いのに、と思います。
城内の小さな礼拝堂は教会に拡張されることになり、1195年から1204年に建てられたロマネスク様式の建物がほぼ現在の姿に近いとされてます。
実は、1739年から1743年に教会の姿はバロック様式に改造されましたが、20世紀になると元の姿に戻したいとの声が信者間で高まったので、1936年にバロック様式の排除とロマネスク様式への回帰を目指した大修復工事が行われ、ほぼ元の姿に戻されました。それが現在の教会の姿という訳です。
入口扉上のルネッタに描かれたフレスコ画「聖母子と2聖人」は太陽と風雨に晒されて良く見えません。
1202年、教区教会となりました。
現在、この教会はフィレンツェ大司教区に属してますが、創設当時はエルザ司教区の司祭が所属していたそうです。
開いていたので拝観することにしました。
洗礼式の真っ最中でした。
単廊式、ロマネスク様式の内部です。
洗礼式が終わるのを待って拝観しました。
後陣の磔刑像は、14世紀に制作された木製のものです。
木組みの天井
中は、殆ど装飾が施されておらず、スッキリした感じがします。少し派手な感じを与えるのは、これだけでした。
1429年に描かれたフレスコ画が残されてます。
「聖ピエトロ」
「聖イッポリート」
見どころは、この「聖母子」です。
一応、チマブーエの帰属作品とされてます。
「一応」と書いたのは、修復のされ過ぎで古さが全く認められないからです。
扉をもう直ぐ閉めるを言われました。
外に出たら、先ほどの洗礼式の人々がまだ残ってました。扉は閉まってますね。
洗礼式が面白かった教会でした。 -
from: シニョレッリさん
2015年08月17日 09時48分10秒
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美術館・教会巡り(411) カステルフィオレンティーノ、ベノッツォ・ゴッツォリ美術館
小さなサン・カルロ教会が見えます。
美術館はサン・カルロ教会の横にあります。中で展示されている15世紀後半のフレスコ画と対照的な、かなり斬新なデザインの建物です。
この写真で美術館とサン・カルロ教会の位置関係がお分かりになると思います。なお、教会はすでに機能を停止して、展示会などに使用されてます。
二つの礼拝堂(タベルナコロ)に描かれたフレスコ画が展示されてます。
美術館の入り口です。
「ご訪問」のタベルナコロが高いので、それを展示するため、中は二階になってます。
中に入ると、先ず「ベノッツォ・ゴッツォリ像」がお出迎えです。
彼の像ですが、彼が描いたメディチ・リッカルディ宮殿の有名なフレスコ画「マギの礼拝」がありますが、そのフレスコ画の中にちゃっかりと描き加えた自画像がもとになってます。
咳の聖母のタベルナコロです。
この説明板にMadonna della Tosseと書かれてます。Tosseは咳という意味です。
咳の聖母のタベルナコロの模型です。人間像によってタベルナコロの大きさが分かるようになってます。
「咳の聖母」のタベルナコロがあったOratorio della Madonna della Tosseです。
大きなタベルナコロを一度分解してから、オラトリオから取り外したそうです。
このオラトリオは現存しているようです。
しかし、ゴッツォリのフレスコ画がないので、今では忘れられた存在だそうです。
「咳の聖母のタベルナコロ」の「玉座の聖母子と四聖人」
左側壁の「聖母の葬儀」
右側壁の「聖母被昇天」
タベルナコロの天井です。
「咳の聖母」のフレスコ画は1484年に描かれました。
(つづく)-
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ぐら姐、
from: シニョレッリさん
2015年08月17日 16時11分53秒
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美術館・教会巡り(411)カステルフィオレンティーノ、ベノッツォ・ゴッツォリ美術館続きもう一つのタベルナコロは「ご訪問のタベルナコロ」Tabernac
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from: シニョレッリさん
2015年08月07日 14時41分31秒
from: シニョレッリさん
2016年01月07日 16時08分01秒
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前回、BasilicaPapaliについて触れましたが、6つあるBasilicaPapaliのうち、アッシジにあるサン・フランチェスコ聖堂と聖フランチ