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from: シニョレッリさん
2016年08月22日 15時30分52秒
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美術館・教会巡り(485) ヴィテルボ、サンティッシマ・トリニータ教会
ドゥオーモがあるサン・ロレンツォ広場から、ファウルス谷越しの先に教会が見えます。
プリオーリ宮から見た教会です。
1256年創建、1258年に完成、同年に奉献されたマドンナ・リベラトリーチェ聖域が前身です。
14世紀に修道院が併設されました。
後に教会と修道院の名称がサンティッシマ・トリニータ教会修道院と変わりました。
18世紀初頭に、建物の老朽化と手狭になったので、取り壊してその上に新しい建物の建設が決まりました。
そうして、1727年に創建され、1745年に完成したバロック様式と新古典様式が折衷した建物が現在の姿となってます。
ファサードの彫刻は「聖モニカ像」と「カッシャの聖リータ像」です。制作者は不詳です。
「聖アウグストゥス」(詳細不明)
「ヴィッラノーヴァの聖トッマーゾ」(詳細不明)
朝のミサがもうすぐ終わります。
ミサが終わってから、ゆっくりと拝観しました。
三廊式、ラテン十字形、バロック・新古典の折衷様式の内部です。
内陣中央から見た左側廊方向です。
左側廊
内陣中央から見た右側廊方向です。
右側廊
主祭壇
スッキリした後陣
クーポラ四隅のフレスコ画は19世紀にジュゼッペ・トエスキによって描かれました。
主祭壇画は、ファブリツィオ・キアーリの「聖なる三位一体と聖アウグストゥスと聖モニカ」(1651)
チェーザレ・ネッビアに帰属する「十字架降下」(1582)
イッポリート・ロマーノの「聖ピエトロに天国の鍵を授けるキリスト」(1537)
描かれている、もう一人の聖人は聖パオロです。
マルチェッロ・レオパルディの「聖なる泉」
ドメニコ・コルヴィの「貧者に施しを与えるヴィッラノーヴァの聖トッマーゾ」(1795)
この礼拝堂の「聖母子」が有名です。
グレゴリオ・ダレッツォとドナート・ディ・アレッツォの2人による共作「リベラトリーチェの聖母」(14世紀)
フランチェスコ・マリーア・ボニファーツィの「トレンティーノの聖二コラに顕現する聖母子」(17世紀)
キージ礼拝堂です。
その祭壇画は、ヴィンチェンツォ・ストリジェッリの「聖アガタの殉教」(1740)
内陣中央から見た出入口です。
外に出ました。
リベラトリーチェの聖母が良かったですね。
(おわり) -
from: シニョレッリさん
2016年08月11日 15時19分00秒
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美術館・教会巡り(481) ヴィテルボ、ドゥオーモ付属博物館
ドゥオーモのファサードと鐘楼の間にある建物が博物館の入り口です。
ここです。
一番の見どころは13世紀に建設された教皇の館の内部です。中でも最初のコンクラーベが行われた部屋は必見です。
Museo del Colle del Duomoが正式名称です。
最初は考古学部門です。
この辺はドゥオーモと直接関係が無い展示です。
ドゥオーモの最初は、エトルリア人が建築したヘラクレス神殿を教会に転用したとのことなので、神殿と関係がある遺跡と思っていましたが、どうも、それとも関係が無いようです。
ここからが神殿だった遺跡から出土したものの展示になります。
ローマ時代の「豊穣の女神」(大理石彫刻)
神殿の柱頭
聖具の数々
ヴィテルボで即位した教皇と、教皇庁が置かれた時代に活動した高位聖職者の像
12世紀のフレスコ画(ドゥオーモ)
エトルリアの石棺上部(紀元前2世紀)
「ガッティ家の紋章が入った男の像」(13世紀)
ドメニコ・コルヴィの「福音書記者聖ヨハネ」(1749)
17世紀の逸名画家による「十字架を担ぐキリスト」
ドゥオーモで使用されていた楽譜
詳細不明
(つづく) -
from: シニョレッリさん
2016年08月09日 10時03分49秒
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美術館・教会巡り(480) ヴィテルボ大聖堂
教皇庁が置かれたこともあるヴィテルボの宗教と政治の中心だった大聖堂を取り上げます。
サン・ロレンツォ通りの突き当りにあるのが、サン・ロレンツォ司教座教会です。
エトルリア人によって丘上に建てられたヘラクレス神殿を、7世紀に初期キリスト教会に転用させたのが、サン・ロレンツォ大聖堂の前身です。
12世紀、初期キリスト教会だった建物を取り壊し、その上に新築されたロマネスク様式の建物が二代目です。
1192年、教皇チェレスティーノ3世によって司教座が置かれることになりました。
13世紀に教皇庁がヴィテルボに遷されましたが、それに伴いこの教会で教皇自身によってミサが常時執り行われることになりました。
1255年から1267年に建てられた「教皇の館」です。ヴィテルボ・ゴシック様式の代表的建築物として有名です。また、この「教皇の間」でコンクラーベが行われました。
16世紀後半、当時のヴィテルボ司教だったガンバラ枢機卿によって、建物が再建されることになりました。現在の教会の姿は、この再建されたルネサンス様式の建物です。
鐘楼
入口扉の彫刻
別の入口扉の彫刻
ファサードの装飾
教皇庁が置かれた割には何故か教会の格付けが低く、ピオ12世によってBasilica Minoreに認定されたのは1940年でした。
中に入りました。
三廊式ですが、建物の再建、改修の歴史を物語るロマネスク様式、ルネサンス様式、バロック様式の折衷した内部です。
木組みの天井
内陣中央から見た左側廊方向です。
左側廊
左側廊から見た内陣です。
今度は右側廊です。
右側廊
右側廊から見た内陣
右側廊の天井
中央通路の装飾
(つづく)from: シニョレッリさん
2016年08月09日 17時03分11秒
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美術館・教会巡り(480)ヴィテルボ大聖堂続き歴史ある由緒正しき教会だけに美術作品が沢山あります。その殆どは大聖堂に隣接した付属博物館に移されています
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from: cokemomoさん
2016年08月04日 21時11分49秒
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どなたかの参考になれば
シニョレッリさん、みなさま、こんばんは。
どのトピックにつなげれば良いか分からなかったので、図々しくトピックを作ってしましました。
シニョレッリさんのサークルにはメンバー登録してなくても参考にされている方が多いと思うのです。もしかしたらお役に立つかもと思ったもので。
友人が先週ローマ・ナポリと旅行し、金沢百枝氏の本にも出ていたサンタンジェロ・イン・フォルミスにも行ったそうです。
そうしましたら、聖堂の半分が修復中だったとか。
こんな感じ(@@)
半分でも見ることができてよかったというべきでしょうか?
居合わせたドイツの方は「もう5、6年こんな感じ。いつ終わるんだか誰にもわからない」と言っていたとか。
この写真は彼女が撮ったものですが、載せることは了解を得ています。
曰く、いつも覗いては(彼女はメンバー登録してないので)たくさん教えてもらってるからね。お役に立てれば何よりだよ。
今回の旅行ではローマから日帰りでカステル・サンテリアにも行ってきたそうです。
いつも先を越されてます〜〜、少し悔しい(><)
それでは、また。
追伸 先日お住いのあたりではひどい雨だったのではないでしょうか。大丈夫でしたか?from: シニョレッリさん
2016年08月05日 10時09分24秒
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cokemomoさん、貴重な情報をご提供いただき、有難うございます。ご遠慮無用です、今後とも積極的に書き込んでいただければ幸いです。サンタンジェロ・イ
from: シニョレッリさん
2016年08月14日 06時16分44秒
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美術館・教会巡り(481)ヴィテルボ、ドゥオーモ付属博物館続きベンヴェヌート・ディ・ジョヴァンニの「聖母子」(15世紀)詳細不明詳細不明詳細不明アント