今日ＴＶで名古屋にある海陽学園（？）の事を放映していた。
年間の納入金額は２８０万円との由、食事や住宅費もはいつて
いるが、並みのサラリーマンや地場の勤務者では到底払えない
金額です。資本主義社会ですから、金銭的な余裕があり、子供の
知的願望をかなえさせたいのであれば、そういう選択肢もありでしょう。

　この学校は名古屋にありますが、地元のトヨタ等が設立メンバーに
名を連ねています。今年の入試では東大にも１０数名が合格した由。
あと数年後には東の麻布・開成と西の灘のあいだに海陽学園といわれる
ことになると想定できます。

　昔は東大に入学するのは苦学生が大半でしたが、現在は親の年収は
８００万円以上が大半と隔世の感があるのが現実です。これからしても
経済格差が教育格差や社会格差を如実にしています。政治家や社会を
動かす人間の殆どが、有名大学出身で高収入であるので、庶民の実情に
疎く考えもしない輩が多いので、住みやすい社会の到来は夢想に終わると
想定できます。

　斯様なエリート校から日本のあるべき姿を描き実行する人材や世界に通用する
人材が輩出することを願うばかりです。