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from: 孫の最大のサポーターさん
2014/08/10 15:27:12
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リポート作成に励む。
今日は診断士の一次試験の2日目です、通常であれば当方も
参戦しているところですが、今回は高みの見物ですが少しの
寂しさを禁じえません。3時過ぎましたので、もうすぐ試験も
終了となります。
タイトルは公式組織の成立条件と非公式組織の形成パターンの
説明にあります。公式組織はバーナードの理論から導出するのは
一般的で面白くないので、特定組織を対象にしてその成立条件を
策定したい。
特定組織は校区区長会にする、該当区長会は校区の行政区の代表で
ある区長の10数人で構成する組織である。区長の役割は多岐にわたるが
行政と住民の橋渡しが重要な責務である。首長から委嘱された非常勤の
特別職である。区長会の「あるべき姿」は原則的には行政サイドの
短期目標から長期目標に準拠するのが当然の帰結である。
つまり校区区長会は行政の掲げる目標である、「あるべき姿」を組織の
中核目標とする。この時系列の目標を達成するために校区区長会が何を
するかを精査すれば、公式組織の成立条件を確定できるはずである。
優先的には当面の課題解消を掲げている、具体的には住民に回覧板等で
防犯や防災の啓蒙を図るが、情報の非対称で住民ヵらの情報発信は皆無に
近い。原因は住民の校区区長会の存在や役割を熟知していない点にある。
対応策として校区区長会が年に数回の情報開示が望まれる。これにより
住民と連帯が前進すれば、校区区長会の活性化のみならず、構成する
各区長が誇りを持ち校区区長会を盛り上げる原動力となるはずです。
これからすると公式組織の成立条件は、1「あるべき姿」つまり目標を
規定して達成を図ることにある。2組織内の力と方向を同じくするベクトルの
一致と組織内外の情報の一元化にある。3メンバーがステークホルダ-から
認められることで、その組織に貢献しようとする帰属意識の高揚にある。
インフォーマル組織の形成パターンについてふれたい。非公式組織は公式組織の
ような階層関係は原則的になく、「あるべき姿」の組織の共通目標を協働で達成する
誘因はない。つまるところ形成パターンは、Ⅰ社会的結合の魅力、Ⅱ心的交流の
状態が挙げられる。Ⅰ社会的結合の魅力は、人々の間には、人種、民族など様々な
差異が存在する。この差異による多様な感情が醸し出す考えやそれに基づく行動の
仕組みづくりを総称した「排除のメカニズム」が形成される。Ⅱ心的交流の状態は
連帯感が生み出す安心感のことを意味する。仲間と価値観を共有したいとする希望でもある。この心理的共有関係の願望である「模倣欲望」とが非公式組織の形成パターンで
ある。
公式組織にしろ非公式組織にしろ、両者を構成するのは人間である。人間は
形而下の役職や給料では満足感を得ないが、形而上の自己啓発、仕事の成果を周囲から
認められると満足するするのが常である。これからすれば公式組織で挑戦できる
立場にあり、コミュニケーションにより組織内の融和が図られ、社外のステーク
ホルダーとの円満な関係が構築できれば、価値観を共有できる非公式組織との連携で
「あるべき姿」の進捗も容易になる。しかし組織は戦略に従う面もあるので、
内・外部環境にマツチした事業戦略は組織戦略以上に重要と言わざるをえない。
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