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from: 哲ちゃんさん
2019年07月20日 06時39分52秒
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拓郎さんからのプレゼント 1
ツアー・ライナーノーツ1
2019/07/19
1:私の足音2019
70年代初期に映画「旅の重さ」用に作った
だが映画ではこの曲は使われなかった
加藤和彦、高中正義、松任谷正隆等を起用しての
レコーディングは同時に作った「歩け歩け」と共に
素晴らしくロックでポップな仕上がりだったが
監督の気に召さなかった
フォーキーな曲想を求めていたのだろうが
僕とは意見が合わなかった
今回リハーサルを始める前に武部、鳥山両君と
選曲のミーティングをやったその席で
「私の足音」で高中の弾いたギターのフレーズ
「I'm in love」の青山が弾いたギターのフレーズ
を「忠実にコピーしてくれるならリストに加えるが
それとは違うアプローチになるようならやめる」と
二人に明言した
この2曲は「それ以外のアレンジでは歌えない」と
長い間思っていたのだ
特に僕のラストになるかも知れないライブへ
「花を添えよう」という鳥山の愛情に頭が下がる
おかげで本当に気持ち良く歌えた嬉しかった
心を通じ合えるバンド仲間がそこに居る!
音楽って本当に素敵だ
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2:人間のい
とにかく「乗るんだ」という思いで選んだ
1曲目の8ビートでやや重めに「乗った」後は
アップテンポで問答無用にしてしまう
バンドもこれで一気に弾みがつく
この狙いは見事に的中した
お馴染みの「春だったね」とかが無いライブ
その期待は裏切る事になるが・・
僕には自信があった
このオープニング2曲で「突き進む空気が」
このツアーにかける「音楽魂が」見せられる
それはアマチュア時代からロックバンドで
培ってきた吉田拓郎の集大成となるはずだ
この2曲メドレーで今回のツアーのイメージは
完全に出来上がった
リハで繰り返しこのメドレーを演奏しながら
今回のセットリストへの自信が深まった
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3:早送りのビデオ
ここでボーカルをじっくりとやる
リハーサルでオリジナルには無い
ドラムのスネア4つ打ちを村石に提案した
これが絶妙のビート感を出す事になる
村石のドラミングに呼応するように
「あんなヤツになんか負けてなるものかと」
僕のボーカルにもパワーが増してくる
もともとバラードだがここでは後半
たたみ込むようなロックビートにアレンジ
オリジナルの美味しいところは残しつつ
あくまでスピリッツはロック
素晴らしい演奏だった
ボーカルチームも力強い
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4:やせっぽちのブルース
懐かしのシャッフルビート
(僕たち世界ではこういうリズムをハネルと言う)
の3コードで典型的なブルース進行の曲
最近はこういう曲は聴かれなくなった
また誰も作らなくもなった
そして聴き手もこの手の曲には
依然として親しくなれない日本だ(無念)
僕はこういう曲が大好き
「また会おう」
「僕たちはそうやって生きてきた」も
3コード進行のブルースだ
「僕たちは・・」とどちらを歌うか迷ったが
よりわかりやすく「シャッフル」で
客席を楽しくしようとこれを選択した
ギターとキーボードのソロ回しが
ハッピーでカッコ良かった
(オンエアお楽しみに)
今思えばハーモニカソロもやれば良かった
ブルースコード進行ってのは
あくまで自由でアドリブが盛りだくさんで
演奏する側は解き放たれた開放感いっぱい
ボーカルもバンドも毎回その時の気分で
自在に歌い演奏する
ブルースは我らが愛する音楽の原点である
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いやぁ、これは貴重だ!
こんなライナーノーツを拓郎さん自身の手で公開してくれるなんて、まさに「プレゼント」ですね。
続きはいつ発表してくれるのか、楽しみですねぇ。
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