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  • from: 哲ちゃんさん

    2024年07月22日 17時05分36秒

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    ラジオの青春 8

    2024.7.22 Mon

    コロンビアフォ-クソングコンテスト中四国予選大会に参加した

    結果は僕の予想通りの大学生グル-プが1位・2位に選ばれた

    そして審査員の特別推薦という枠が設けられ

    神奈川県逗子市の逗子マリ-ナで開かれる決勝大会に

    僕も出場する事になってしまった(マジで予想外だった)

    ところが、この決勝大会でも僕は3位入賞という事になる

    (ともかく1人でギタ-の弾き語りスタイルは珍しかったのだ)

    *これも何か運命的なスト-リ-という事になるのだろうか?

    僕は妻の佳代とその母と3人で後年に逗子に住む事になるのだ*

    3位までの入賞者には主催者であるコロンビアレコ-ドから

    特典でスタジオでのレコ-ディングが用意されていた

    コンテスト翌日に赤坂のレコ-ディングスタジオに招かれたのは

    1位と2位のグル-プと僕だった

    (僕のあやしい記憶力でそのバンド名を思い出してみると・・

    1位がベ-クランド・カルテット、2位はフ-ツ・エミ-ルという

    2組だったではなかろうか・・そして後者は後の「赤い鳥」では??)

    2組とも僕がその場で驚くほど場慣れしていて

    演奏もコ-ラスもとても上手かったのを覚えている

    さて・・僕はと言えば・・何しろフォ-クというジャンルへの知識も

    本格的なスタジオでのレコ-ディングという体験も無いのだ

    我ながら恥ずかしさと未熟さを身をもって味わう結果となった

    だが、この体験をキッカケとして僕はフォ-クソングも含めての

    「音楽の道」に何らかの自分の未来が見えて来るような気分を感じ初める

    まだ何も具体的ではないのだけれど・・音楽をもっと追求したいと

    そしてつくづく思ったのは東京とロ-カルとのプレイの力量差だった

    アマチュアとは言えコンテスト決勝での1位2位グル-プは

    本当に上手かった!同じようなグル-プは広島の大学にも沢山いたが

    とにかくテクニックという事ではかなりの差があった

    アメリカンフォ-クミュ-ジシャン達のテクニックをコピ-するには

    当時とすればアナログLP盤が唯一の教師なのだが

    広島のレコ-ドショップで入手するには限界もあった

    そんな時、求める楽曲がラジオでオンエアされる事は大いに有り難い

    ただ、しかし、ここでも地方に住む僕達にはハンディがあったのだ

    この事は先にこのエッセイで触れたが、東京とロ-カルでは

    ラジオでの音楽番組の内容があきらかに違う、時差のようなもので

    その違いによってロ-カルに住む僕等は「音」による情報が少ない中で

    楽器・演奏・歌などをコピ-するのだが、豊富な情報量の中でレッスンした

    人達には及ばない事になってしまう

    ある日、意を決して母に話した「俺ねえ、大学を1年休学して東京で自分の

    可能性に挑戦してみたいって思ってるんだよ」

    「それでアナタ何がやりたいの?」

    「これからもっと沢山の曲を作って歌ってみたくなった

    それを東京という場所で勝負してみようかって思うんだ」

    「1年間の休学って・・じゃあ1年でダメだったら大学へ戻るって事なの?」

    「うん、俺の性格からしても、そうだし、それにこんな挑戦って

    1年でダメなものは5年も10年も頑張ったってダメだろうって思うんだよ」

    「その1年でダメなら潔くやめるって事を私と約束してくれるのなら

    私はアナタを応援する側に回りますよ」

    当時広島カワイ楽器店店長はOさんという千葉県出身で学習院大卒の

    エリ-トだったが、大変に音楽を愛する人物で僕達のバンド活動や

    ギタ-教室などに積極的でバンドのメンバ-から「兄貴」と慕われていた

    僕は、ある夜Oさんを楽器店横のバ-へ誘って決意を聞いてもらった

    「そうなのか!拓郎君、いよいよトライしてみますか!

    だったらね、僕がいい話をしてあげよう・・

    僕の実家が千葉なのを知ってるよね、千葉の検見川って所で我が家は

    お寺なんだよ!今も僕以外の家族全員でお寺を守っているんだ」

    「あ-・・なんか・・店員の人から聞いた事あったなあ・・ホントだったんだ」

    「君は東京とか千葉の地理や位置関係なんて知らないだろうけど

    千葉から東京は電車で1時間弱くらいで行けちゃうんだ

    僕が居た頃より今はもっと早いと思うから・・

    つまり・・何が言いたいか?と言えば・・君は今回の挑戦を

    千葉の我が家に無料でイソウロウしながら東京へ通うという日常・・

    この提案を素直に受け入れなさい!東京に1人で住むとなると

    何かと経済的に負担が大きくて、君だけでなくご家族も大変だと思う

    君は出来るだけ誰にも迷惑をかけないで、自分の信じる音楽の道を

    進むべきだと僕は思うんだよ」

    *画像は千葉の検見川という町に居候時代、半年くらいだったが

    お寺の本堂の横にあった8畳くらいの畳の部屋に居候させてもらった

    朝晩の食事はご家族と一緒にいただき大変に良くしていただいた

    毎日2chのテ-プレコ-ダ-に多重録音で曲作りをして

    完成するたびに東京の赤坂のレコ-ド会社に届けていた

    2024年7月22日  拓郎

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