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from: 哲ちゃんさん
2024年08月31日 15時51分19秒
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ラジオの青春 29
2024.8.31 Sat
レコ-ディングもmixダウンに入った
いよいよ・・そんな時が来た
ともかく「今やれる事はやったな」だ
まだ僕の周辺は何となく、あわただしい動きもあるようで
正直に言って・・もう・・いいよ・・と思う事もあるし・・
でも以前からたのまれていた作曲が、もう1件ある・・今のところ(苦笑)
これも、絶対に全力投球するつもりではいる
だってね-・・アイツからたのまれたら・・ねえ・・アハハ・・
*画像は・・
2度目のロスアンジェルス
アルバム「シャングリラ」の制作で再びL.Aへ
機内で手にしているのは懐かしの「Sonyウオ-クマン1号機」で1979年頃発売かな?
このウオ-クマン!ともかく録音機能が無い(このアイデアは斬新だったね)
ポ-タブル・カセットプレ-ヤ-だったが爆発的な人気となった
我々ミュ-ジシャン仲間もツア-移動中は、ほぼ全員が機内、車内で使っていた
その後2代目ウオ-クマン以後はCD・MD等の機種が続き
カセットテ-プの姿は時代と共に見られなくなって行く
これは僕個人の勝手な感覚だけど・・例えばLP盤とかEP盤が全てCDになった時
マジで「これからは、こんな貧相なサウンドでいいわけ?」って・・
単に「音」の事に限って言えば・・それくらい・・CDの音って冷たく細く感じた
そんな気分からすると・・ポ-タブルな録音機器も同じ事が言えたように思うのだ
カセットテ-プの決してクリアではないけれど「何だか暖かい」って思える音質は
その後のCDやMD等の新しいモノからは感じられなくなったと・・
チョイ淋しく感じていた・・あの頃はね・・
ちなみに僕は現在も自宅で就寝時にiPod・nanoとウオ-クマンSを使って
50年代60年代アメリカンオ-ルディ-ズを聴きながら楽しい眠りに入っている
まあ、この場合はステレオサウンドもモノイヤホンに変換しての「眠り用」なので
音質は要らないし、横向きに眠るので(何だか・・寝ぞう・・が・・バレて・・)
片耳にイヤホン差したままで朝が来てもOKな状態を優先している(ヘンなのッ!)
さて、録音スタジオはL.A郊外のマリブにある「シャングリラ・スタジオ」
憧れのザ・バンド解散記念ドキュメント映画「ラストワルツ」が
撮影されたスタジオである
あのザ・バンドの連中が「ここに居たんだ」と思うだけで身震いがした
一番びっくりしたのは・・そのキ-ボ-ディストのリチャ-ド・マニュエルが
時々スタジオに来て僕達の作業をのぞいていた事だった
(どうも・・いけないタバコを、いつも持っていたようだった?)
レコ-ディングの後半になってプロデュ-サ-のブッカ-Tジョ-ンズが
「タクロ-はザ・バンドの大ファンらしいから、1人呼んでやるよ」と
もう1人のキ-ボ-ディスト、ガ-ス・ハドソンをスタジオに呼んで
アコ-ディオンをダビングする事になった
作詞の岡本おさみも同行していて、ガ-スが「この曲ってどういう内容だい?」
と聞いてきたので、岡本おさみが日本語で歌詞の内容を説明した
通訳が訳すのを聞いていたガ-スは「フウ・フ-ン・・フウ・フ-ン」とうなずいて
スタジオに入り演奏し始めたが・・
僕のつたない英語力でも、通訳の説明が「なんだか・・そうかなあ?」だったし
それを聞いていたガ-スが「大いに理解して納得した」とは・・思えなかった
そして、彼の弾くアコ-ディオンは・・さらに難解なアプロ-チで・・まいった(笑)
初めての海外レコ-ディングで「わかっていない自分」を発見する事が多かった
ブッカ-Tジョ-ンズとの音楽的なコミュニケ-ションにも
大いに戸惑ったし、言葉の壁も感じた・・全てが僕の勉強不足だったのだ
そこで思ったのが、セッションの場で様々な場面を想定して(特に言葉のニュアンス)
もっと「説得力のあるデモテ-プを作って現地入りすべきだ」という事だった
それは後のバハマ諸島コンパスポイント・スタジオでのセッション
「Long time no see」では大いに力を発揮する事になるのだった
2024年8月31日 拓郎
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