みなさん、自分は闇の黒猫です。懐かしのテレビドラマニャオニャオ解説第１号をお届けします。

記念すべき第１号で紹介するドラマを何にするか、大いに迷ったのですが、、やはり、まず時代劇から選ぼう、ということで、「江戸を斬る　梓右近隠密帳」（７３年～７４年・ＴＢＳ）について語ることにしました。

これは、竹脇無我さん主演の痛快娯楽時代劇で、一言で云えば、保科正之の双子の弟（が居たという設定です）の梓右近が、異母兄にあたる将軍家光の隠し目付として由比正雪一味と対決するという内容です。竹脇さんは勿論、右近と保科正之の二役を演じました。

このドラマは、まず、音楽が非常に心に残るものでした。それから、実在・架空の魅力的且つ多彩な登場人物と、超豪華キャスト。毎回のストーリーも面白かったです。

松坂慶子さんが右近に想いを寄せる柳生家の姫・奈美役で出演されていましたが、慶子さんがいちばん綺麗な時期だったのではないでしょうか？　奈美は柳生十兵衛の妹という設定でした。十兵衛は若林豪さんが演じました。なお、慶子さんは、西郷輝彦さん主演の「江戸を斬るⅡ」～～「江戸を斬るⅥ」には、おゆき＝紫頭巾＝雪姫役で登場されました。　

ところで、この「梓右近」には、十兵衛と奈美の父・柳生宗矩役で志村喬さんが出演されていたのですが、その同じドラマで、丸橋忠弥を加東大介さんが演じていたというところが凄いじゃないですか？　「七人の侍」の勘兵衛と七郎次のコンビですよ！

由井正雪役は僕が大好きな成田三樹夫さんでした。「知恵伊豆」こと松平信綱は神山繁さんで、いかにも切れ者、という感じの伊豆守だったと、強く印象に残っています。

そして、「天下の御意見番」大久保彦左衛門は貫録充分の片岡千恵蔵さんでした。

このドラマについては、語りたいことは他にもいろいろ有るのですが、今回はここまでにしておきましょう。

黒猫ニコニコ！　黒猫ニャオニャオ！　闇の黒猫でした。