独特の存在感を醸し出しているジャーナリスト・須田慎一郎さんのレポート動画を視聴しました。
熱海市伊豆山（いずさん）地区で発生した土砂災害（土砂崩落事件）に関する動画ですが、地上波メディアでは、まず放映されない（放映したくてもできない）内容だと思いました。

今回の熱海市で発生したこの土砂災害は、様々な問題が複雑に絡んだ現代日本を象徴するような事件ではないかと思います。
今回の土砂災害は、豪雨も関係しておりますが「人災」ともいえる「事件」です。
産業廃棄物の問題、認可、行政指導について改めていろいろ考えさせられます。

今回の土砂災害の直接原因とされている、悪質な「盛り土」を行った神奈川県小田原市の不動産業者は、2012年にも熱海市街地の南にある上多賀（かみたが）地区の工事において、土砂崩れによる土砂流失「騒動」を起こしておりました。
山野斜面を削り取りすぎて土砂が道路に流失し、道路が泥だらけになってしまいました。

熱海市街地やその周辺は、「表社会にも裏社会にも通じる」業界ではよく知られた稲〇会のお膝元です。
暴対法や時代の変化により稲〇会の組織力が弱まるとその影響力も低下していき、熱海の「ソト」から「表社会にも裏社会にも通じる」業界の別の方々が出入するようになりました。
その結果、裏社会のルールをも逸脱した、一昔前では考えられない事例が起こり、行政もその対応に手をこまねいているうちに時間だけが流れ過ぎて行ったのではないかという気がしました。

昔なら、裏社会のヨソ者がご当地に来て好き勝手にいろいろやらかすという行為は、地元の裏社会の元締めでもある稲〇会がそれを許さなかったからです。

伊豆山地区にて土砂災害に被災され、行方不明にったままとなってしまっている全員の方々が「行方不明」のままとならないよう、一日でも早い発見を祈るばかりです。