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from: 豆助さん
2025年02月22日 18時56分34秒
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柳川に来ています。
チェックインまで時間があったので、立花家の御屋敷の御花の中を見てまわりました。
ロビーや居間にさげもん飾りや柳川鞠がたくさん飾られていました。どちらも女の子の孫が生まれたら、昔はおばあちゃんが作ってあげてましたが、今は既製品を買って贈ることが多いです。鞠は様々なデザインがあり、一つ一つ見るのも楽しいです。
お庭の池に鴨🦆がたくさん泳いでました。
柳川は、北原白秋の生まれ故郷です。その柳川を白秋はこう詠っています。
「帰去来」
山門(やまと)は我が産土(うぶすな)
雲騰(あが)る南風(はえ)のまち、
飛ばまし、今一度(ひとたび)。
筑紫よ、かく呼べば戀しよ潮の落差、
日照沁む夕日の潟。
盲(し)ふるに、早やもこの眼、見ざらむ、
また葦かび、籠飼(ろうげ)や水かげろふ。
帰らなむ、いざ鵲(かささぎ)かの空や櫨(はじ)のたむろ、
待つらむぞ今一度(ひとたび)。
故郷やそのかの子ら、皆老いて遠きに、何ぞ寄る童ごころ。
【大意】大和柳川は私を生んだ大地だ。南風に吹かれて雲がひるがえる、美しい場所(まほろば)だ。ああ鳥となってもう一度飛んで帰りたい。筑紫よ、この名前を呼べば恋しく思い出される。干潟の差の激しいその海が夕日に赤く染まる海の景色、今や私の視力は衰え見えなくなってしまった。たとえ故郷に帰っても葦の群生や籠飼、水かげろうといった懐かしい風物を見ることはできないのだ。それでも帰りたい。カササギの舞う櫨の木が群生する懐かしい故郷柳川に。きっと私をまっているだろう。故郷も当時遊んだ友達も年老いて遠ざかってしまった。それなのに子供のようにこんなにも心がひかれるのはどういうわけだろう。
夕暮れになると、白サギが次々に、お宿にしてる樹に帰って来ました。
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