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  • from: シニョレッリさん

    2014年08月08日 10時05分37秒

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    美術館・教会巡り(302) マントヴァ、サン・フランチェスコ教会


    この通りの先にサン・フランチェスコ教会があります。

    教会が見えてきました。

    1304年創建、14世紀後半に完成したロマネスク・ゴシック様式の教会ですが、奉献されたのは完成後半世紀以上経った1459年でした。

    1369年から1484年まで、ゴンザーガ家の霊廟となり、この間に没したゴンザーガ家の人々が葬られています。

    ファサード前に前庭が設けられています。

    前庭に面して柱廊が設けられています。

    柱廊の壁にフレスコ画が描かれたと考えられていますが、現在、残されているのは、これだけのようです。

    1782年、ナポレオン軍によって教会は閉鎖され、1797年までナポレオン軍の兵舎として使用されました。ナポレオン軍がいなくなって、一時、教会は再開されましたが、1811年から兵器庫として使用されることになり、それは第二次世界大戦が終わるまで続きました。
    第二次世界大戦の爆撃によって、教会の建物は殆ど崩壊してしまいました。現在の建物は、破壊された建物の煉瓦などを拾い集めて、出来るだけ原型に近い形で再建されたものです。

    三廊式、ロマネスク・ゴシック様式の内部です。

    右側廊方向の写真です。

    右側廊です。

    右側廊から左側廊方向を見たところです。

    中央から左側廊方向

    木組みの天井

    主祭壇と後陣です。

    主祭壇画の「磔刑」ですが、私には制作者が分かりません。

    ファサード方向の写真です。

    この礼拝堂が見どころの一つだと思います。

    逆光で見難い!

    礼拝堂の壁は、ステファノ・ダ・ヴェローナのフレスコ画で覆われています。

    退色、剥離が進んでいます。

    この辺は、まあまあ見ることが出来ます。

    爆撃で崩壊したところの断片を繋ぎ合わせたりしています。

    修復作業の困難さが偲ばれます。

    ジュンタ・ピサーノの彫刻断片です。

    爆撃で破壊された断片です。

    こちらは、セラフィーノ・ダ・セラフィーニのフレスコ画です。

    セラフィーノのフレスコ画は、元の場所ではなく、左右の側廊の壁の所々に架かっています。



    13世紀の磔刑像

    比較的新しい時代の祭壇画が幾つかあります。

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コメント: 全1件

from: にょん太さん

2014年08月08日 17時45分30秒

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シニョレッリさん、

いつも書き込んでいただいて恐縮至極です。

たぶん、ご存知だと思いますが、この教会にマンテーニャの「シエナの聖ベルナルディーノと2天使」があったのです。(現在、ブレラ絵画館で見ることが出来ます)

また、ナポレオンによって、この教会から二つの祭壇画がフランスに持ち去られたそうです。(行方不明のようです)

マンテーニャの作品

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