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from: シニョレッリさん
2014年09月04日 09時24分53秒
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美術館・教会巡り(313) マントヴァ、サンタンドレア聖堂
今回は、マントヴァで最大の教会であるサンタンドレア聖堂です。
平日ですが、賑わうチェントロです。
今年6月に行きましたが、写真は2013年10月上旬のものを掲載します。
聖堂前の広場に来ました。
無事なファサードを見て、この時は安心しましたが・・・・
この聖堂は、Con-cattedraleでもあるのです。
804年に創建され、1049年に修道院を併設した古い教会ですが、現在の姿はそれとは違います。
15世紀後半、マントヴァの領主ルドヴィーコ・ゴンザーガ3世とその息子フランチェスコ枢機卿は、権力の象徴とゴンザーガ家の威信を示すために、教会の改築を決定し、その設計を、有名な建築家だったレオン・バッティスタ・アルベルティに委嘱しました。
アルベルティの設計によって、1472年に建設が開始されましたが、同年にアルベルティは死去してしまいました。それでも工事は断続的に継続され、1732年に漸く完成しました。これが基本的に現在、目にする教会の姿です。
長い期間に渡って建設されたので、基本的にはルネサンス様式ですが、鐘楼はゴシック様式、クーポラはバロック様式となっていて、稍バランスを欠いた感じがします。
2012年5月20日と29日に起きた地震によって大きな被害を受けたマントヴァですが、この聖堂も被害を受け、中でもクーポラは深刻な状態になったと言われています。
アルベルティの傑作と言われているファサードです。
ファサードの天井
細密な彫刻が施されています。
これはビックリでした。両翼廊の先は修復工事中で立ち入りが禁止されていました。これでは、祭壇、後陣、クーポラ、両翼廊などを見ることが出来ません。この状態は今年も同じでした。
(つづく)
コメント: 全1件
from: シニョレッリさん
2014年09月05日 09時42分27秒
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美術館・教会巡り(313) マントヴァ、サンタンドレア聖堂 続き
左右の側壁に礼拝堂が設けられてます。
左側壁
天井の装飾
内陣中央から入口方向の写真です。
ボケ写真でスイマセン。
マンテーニャの「聖家族と洗礼者ヨハネの家族」(1506)です。
ロレンツォ・コスタ・イル・ヴェッキオの「聖母子と聖人たち」(1525)
Fabrizio Perlaの「キリストの復活」(1575)
この画家の名前を初めて聞きました。
ロレンツォ・コスタ・イル・ジョーヴァネの「羊飼いの礼拝」
ロレンツォ・コスタ・イル・ジョーヴァネの「マギの礼拝」
この礼拝堂は「キリストの物語」です。
この礼拝堂はフェリーチェ・カンピによって装飾されてます。(1804)
ルイージ・ニッコリーニの「聖アンドレアと聖ロレンツォ」
この礼拝堂は、ジュリオ・ロマーノと彼の弟子たちによって装飾されてます。
ジュリオ・ロマーノの「ご誕生」
ジュリオ・ロマーノの「磔刑」
ジュリオ・ロマーノの「キリストの血の発見」
「聖母子と聖人たち」は誰の作品でしょうか?
この聖堂は、さながら小美術館のように優れた絵画作品が沢山あります。
修復が終わったら、聖堂をゆっくり見てみたいものです。
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