天気が最悪のようですが、明日からヨーロッパに行ってきます。
年越しはウイーンで恒例のDie Fledermausです。この演目は、国立歌劇場よりもフォルクスオパーの方が断然楽しいので、フォルクスオパーを観ます。
今回はイタリアにはいかない予定です。
では、行ってきます。

5番目も古代ローマ時代の建築物で～す。

マルケルス劇場で～す。
20世紀初めまで、多くの店舗になっていたそうで～す。現在はマンションで～す。3家族が住んでいるみたい。

この建物もローマン・コンクリートで建てられま～した。

（2）のコロッセオで触れたので、二番煎じで～す。

パンテオンで～す。

古代ローマの建物としては最も完全な姿で残っているんで～す。

アグリッパですよ、アグリッパ。
アグリッパ建設の建物が見たいで～す。

2000年経つとこんなに土砂が堆積する～んです。
ほら、高さが違うでショ。

「てなもんや三度笠」、藤田まこと扮するあんかけの時次郎の名せりふ「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」、覚えている？（古いね、世代が違う？）

お気に入り建築物の2回目は、当たり前の「コロッセオ」で～す。（あんかけの時次郎とあまり関係ないか？）

コロッセオ、別名フラヴィオ円形劇場 Anfiteatro Flavioでーす。

Fravioは、ローマ帝国のFlavius朝に由来しま～す。

Flavuis朝とは、ヴェスパシアヌス帝、ティトゥス帝、ドミティアヌス帝の3人の皇帝の時代を指しま～す。

コロッセオの建設は、ヴェスパシアヌス帝治世の70年に始まり、その子ティトゥス帝治世の80年に完成しま～した。

専門的には、ほぼ円筒形なので力学上安定した構造が寄与して、何度もあった地震を潜り抜けることが出来たので～す。

良いですよね～。

3回目はローマのポーリ宮 Palazzo Poli で～す。

「ポーリ宮なんて知らん」と言われる方が多いでしょうね～。
写真をご覧になれば直ぐにお分かりですよね～。

ポーリ宮で～す。
宮殿の壁と一体化してトレヴィの泉がありま～す。

お気に入りは宮殿よりは寧ろトレヴィの泉の方なんで～す。

映画La Dolce Vita、「甘い生活」、見たこと、有りです～か？
私ですか？50回以上見ましたよ～。

「トレヴィの泉」って、この映画で水浴シーンで話題になって、観光名所になったんで～す。

今から45年前頃、イタリア語会話を上達しようと必死だったんで～す。
日伊協会に行って習ってたんですが、手加減してくれて、生きた会話を学ぶ機会がなかったんで～す。それにイタリア語を学ぶ機会自体も限られていたんで～す。
それで「甘い生活」を何回も見たんですよ～。イタリア語だけでなく、英語、ドイツ語なども出てきて参考になりま～した。
これ以来、ポーリ宮とトレヴィの泉が思い出と共にお気に入りとなったんで～す。

今の人たちはイタリア語を学ぶ機会に恵まれて羨ましいで～す。
1ドル=360円、しかも外貨持ち出し制限があって、イタリアに行くのは殆ど不可能な時代で～した。

今度は、お気に入り建築物の10選で～す。

今回は、パッラーディオ晩年の傑作、ヴィチェンツァのオリンピコ劇場で～す。晩年というよりも遺作と言った方がベターで～す。

パッラーディオの街ヴィチェンツァで～す。

遠近法を取り入れて奥行きがあるように見せま～す。
階段座席の上に28体の彫像がありま～す。

座席に注目。現役の劇場で～す。
1580年のパッラーディオの最後の傑作で～す。

私のお気に入りのイタリアの市町村を１０選びま～した。
１００選びたかったで～す。
それでは大変。厳選に厳選を重ねての１０で～す。
先ず、その前編で～す。

①ローマ
月並みで～す。
でも、何度行っても行き足りませ～ン。

②フィレンツェ
見たいところが多過ぎ。何度行っても行き足りませ～ン。ローマと同じで～す。

③ラヴェンナ
古都、モザイク、魅かれま～す。
説明不要、好きなものは好き、それで良いので～す。

④ウルビーノ
今なお街全体がルネサンスそのままで～す。

⑤アルチェーヴィア
マルケ州アンコーナ県にありま～す。
ここも今なお中世の佇まいで～す。

この町最高の芸術品はこれで～す。

ルーカ・シニョレッリの「アルチェーヴィアの多翼祭壇画」で～す。

これからチョット、野暮用で外出しま～す、残りは午後に。

今春、帰国のフィウミチーノ空港のチェックイン・カウンターに行くと、ハンカチを手にして目のあたりを拭っている年配の日本人女性がいたんで～す。
マニフィカ・クラスだったので、かなり目立ちましたで～す。
待つことなく、我々（老妻と一緒）の順番が来たので、カウンターに近づくと、その女性は涙を拭っていたんで～す。
何気なく、その女性が去るのを見ていたんですが、カウンターの出口に清楚な素晴らしい美女が可愛らしい4，5歳くらいの男の子の手を引いていたんで～す。
男の子は一見してハーフのように見えたので～す。
その女性と美女が話をし始めたので、美女はその女性の娘さんだろうと思ったんで～す。

機内でウエルカム・ドリンクのサービスが始まったころ、カウンターで見かけた女性が通路越しの2，3列向かいに座っていたんで～す、涙をしきりに拭いながら。

お節介な老妻は、心配だから慰めてくると言って、その女性の隣の席に移動したんで～す。その日のマニフィカ・クラスはがら空きで～した。

清楚な美人はその女性の娘さんで、一人っ子だそうで～す。以下、その女性の話で～す。

「大阪の大学に入学（国立大学でイタリア語では有名な大学）して暫くしたころ、イタリアの大学に留学したいと言い出した。
一人っ子なので婿を取るつもりだったので大反対したけれど、娘に甘い父親が結局折れて卒業したら帰国することを条件に留学OKした。
卒業して帰国したとき、在学中に相愛となったイタリア人男性と一緒に家に来て、結婚したいと切り出した。
今さら、どうにもならないので断腸の思いで結婚に同意したが、娘はイタリアに行ってしまった。
主人が2年前に死んだので、日本で独りぼっちになってしまった。」

俺が50歳若ければ、あの娘さんをモノにできると言ったら、あんたなんかダメと老妻に言われてシュンとしたので～す。

美女の海外流出を避けようよ、日本男子、しっかりせい。
あんな美人をイタリア人に奪われて悔しいで～す。