８月の３１日にやってきた兄から、翌日メールが届きました。
「入れ歯そっちに忘れちゃったみたい、あるかどうかだけメール頂戴！」

年がら年中、電車の中に折りたたみ傘を置き忘れてはなくしていた兄の面目躍如のメールに、Pochiは一寸苦笑い！
Pochi家に入れ歯を忘れるのも毎度のこと！
本人曰く「一本だけだからさ、無くても全く困らないの。だから忘れちゃうんだよなぁ！」
入れ歯を外して食べる方が美味しいというのは、母も全く同じ！
どちらも見栄えと歯茎が変形しないようにするための入れ歯で、確かに生活のためには殆ど役に立っていません。

で、９月６日にまたもや兄からメールです。
「今日お母ちゃんのショートステイの施設に寄って、そっちへ回るよ」
９月は気分転換もあって仕事を入れてしまっていたので、６日の仕事から帰ってメールチェックをしているときにこのメールを見つけて、一寸おたおたしてしまいました。
食材枯渇！
取り敢えず、スパークリングワインを２本冷やして、後は全くやる気が出ず、外に食べに行こうかとも思ったのですが、多分兄と連絡を取ることは最早全く不可能（携帯は持っていても殆ど見ない、呼び出しには気がつかない！）と諦め、回鍋肉もどきと焼き餃子、カマスの干物でごまかすことに致しました。

で、ちゃんと時分時にPochi家に登場した兄曰く「僕がいると、お母ちゃんがご飯食べないんだ！ おまえお腹が空いているだろうお食べって！」
なんともはや、相変わらずの兄に、相変わらずの母！