今夜の小話

このところ　寒い毎日　暑い夏の到来を　待ち望み　

「初夏の小話」

目に青葉　山ホトトギス　初カツオ

この俳句は　江戸時代の俳人「山口素堂」の俳句で

目に青葉　とは　初夏になれば　野山は　青葉が　茂り

初夏を告げる「ホトトギス」が　鳴く

だから　歌にも　こう歌われている

　　童謡　夏は来ぬ

卯の花の～匂う垣根に～～ホトトギス　はやも　来鳴きて～～！

忍の日ね～～　もらす　夏は来ぬ～～～！




「卯の花」とは「初夏」を表す季語　つまり　ホトトギスは　

初夏を告げる鳥

「初カツオ」とは「特別な意味」があり　江戸時代　

千葉県の「房総半島」の沖合は　カツオの　大群が　通る所で　

房総半島の徐民達が　カツオ取り

カツオの　餌は「イワシ」で　イワシの大群を　カツオの大群が　狙い

水面　近くで　カツオとイワシが「白い水しぶき」を上げるので

漁民たちが　イワシを　ばら撒き「カイベラ　という漁具で水しぶきを創り

イワシの大群に　見せかけ　カツオを捕獲していた

この「新鮮なカツオ」を　江戸の「德川征夷大将軍」に「献上」するため

速船に　カツオを乗せ　カツオが「腐らない」よう　速船　懸命に漕ぎ

德川征夷大将軍に　献上していた

そして　德川征夷太陽軍が「最初にカツオを食い」　この後に　庶民が

カツオを食う「掟」になっていて　德川将軍より　先に　カツオを食うと

「処罰」されていた

德川征夷大将軍が「最初に食うカツオ」が「初カツオ」

だから　江戸時代の俳人「山口素堂」が　初夏の俳句

・「目に青葉　山ホトトギス　初カツオ」・・初夏の俳句

寒い日々は　暑い初夏が　待ち遠しい

今夜の歌

人は　暑い夏は　寒い冬を　恋しがり

寒い冬は　暑い夏を　恋しがる

　今夜の歌は　中森明奈

　　「夏はざま」