冬季の候

いつしか　時雨が　雪になった

雪の松島～　時雨の白河～～！　昨日と明日は　違うけど～～！

失礼！　これは　みちのく一人旅

ここは江戸の郊外、武蔵の国・南葛飾郡（みなみかつしかごおり）

今の東京都　葛飾区

江戸時代　大都会の東京とは違い　田畑が広がる　まだ田舎

この葛飾郡には　後に細川たかしの「矢切の渡し」があった

では　一曲　

親の心に～　背いてまでも～～恋に生きたい２人でえ～～す

こうして２人は　愛の住み家を求め　矢切の渡しに乗り

船頭さん！　どこか見知らぬ所に連れて行ってくださいましな

よっしゃ！　あっしに任せておくんなせ＝！

連れて行ったところが川向こうの　岸の野原

こうして逃避行の２人は　岸の野原で愛の住み家を作ったのである

では　毎度　夜霧の私

夜霧よ　今夜も　ありがとう～～！・・石原裕次郎

https://www.youtube.com/watch?v=P8iw-Nl3xC8

ところ変われば　また同じ

直方村にも　遠賀川があり　渡し舟があった

河の　両岸は田畑が広がり　ポツン！　と１軒の屋敷がござった

家の主は　ちんちんわ土左衛門と云い　身分は　御晋請奉行（ごぶしんぶぎょう）

を務めた下屋敷であった　では　方丈記　諸行無常で

玉敷きの都に甍を並べ甍を争う　大家ほろび　廃屋となり

今は、土左衛門のどら猫が　住み着いておった

こやつ盗っ人猫で　日夜を問わず　火付盗賊改方の

筆頭与力　山下英兵衛が　監視しておった

ある日の　亥の刻（夜の１０時）薄明りの夜

で！　で　出た！　遂に　どろぼう土左衛門猫が廃屋から

姿を現し、出で来た

・・拙者　火付盗賊改方筆頭与力　山下英兵衛ぢゃ！

おとなしく　お縄に付くがよい！

はぁ？　こりゃまた　火盗改方山下与力さまでございましゅるかにゃ？

こうして　どろぼう猫土左衛門は　遂に捕縛され　更生するよう「人足置き場」に　

ぶち込まれたのである

この話　ぜんぜん　色艶がない

ここ植木の川向うには　長崎と江戸を結ぶ長崎街道の「木屋瀬の宿」があり

植木の渡し船に　山下与力が土左衛門猫を引き連れ・・　奉行の心に背いてまでも

旅は道連れ　世は情け　どろぼう猫をご赦免

こうして　２人は　花笠道中の旅に出たのである　

この話なら　ちいとは風情があってもよかろう
　

コツ爺おもろいのう、苦しゅうないぞ。そちに褒美を劣らせようぞ

拙者の名前を勝手につこうてからにはマイナス20両のご褒美であるぞ

しかし、投稿の作風が、非常にハイクラスになった。そこで20両の

ご褒美を取らせようぞ!!