島のソテツ

「島育ち」には　赤いソテツの　実が熟れる頃～～！

と　歌われているが　

ソテツの「花が咲く」と　幕府は　八丈島に「流刑」していた　

罪人の罪を　許し「赦免」していた

なぜ　幕府は　「そんな事をしていたのか」　理由があった

江戸時代　幕府が治安のため置いていた「奉行所」が　

僧侶・「慈運」を　女を犯した「女犯の罪」で　流刑地だった「八丈島」に

流刑する　しかし　慈運は八丈島で　自分は女を犯してなどいない

無実を　訴えるため「断食」　餓死してしまう

そのため　八丈島の流刑者たちが　慈運の遺体を　埋葬

墓の傍に「ソテツ」を植える

そのため　奉行所は　無罪を訴え続け　餓死した慈運を　奉行所が

罪もない慈運に「女犯の罪を着せ」　流刑したのかもしれない　として

八丈島のソテツの花が咲くと　流刑していた罪人の　罪を許し

赦免していた　そのため　ソテツの花を「ご赦免花（ごしゃめんばな）と

いうようになった

生首娘の「両親」も　検察から「罪を着せられ」　裁判で　裁かれている

「ご赦免」されても　オカシクない　

映画化された「ご赦免花」・・ただし　主人公は　女の流刑人

今夜の「映画劇場」

流刑島に、流刑された２人の男の「実話」が映画化された

「パピヨン」

２人の　流刑者に男優スチーブ・マックイーン　と

男優ダスティ・ホフマンが扮し　１方の流刑者が　流刑島から

逃亡するため　ヤシの実で「浮袋」を作り　断崖からヤシの実で

作った浮袋を投げ落とし　自分も　断崖から飛び降り

ヤシの実で作った浮袋に乗り　フランスに　漂着

フランスで「実業家」になり　流刑された体験を本で出版

これが　映画化されたのが「パピヨン」

実話に　基づいた映画

映画史上　最も感動的で　最も美しいテーマ曲

ご赦免花　と　僧侶・慈運


　　参考

＞御赦免花の祖　慈運・法印の碑

八丈町教育委員会　区分：町指定

種別：町郷土資料

　　解説

慈運・法印は　江戸に在る時から八丈着島後に至るまで　無実を叫び続けましたが

容れられずに、遂に断食死しました。彼の墓に花が咲くと

必ず赦免状が届くところから、誰言うことなく「御赦免花」と呼ぶようになったもので
、
八丈島流罪史における貴重な資料です