「MINAMATA」

　映画を見てきました。
ジョニー・デップがユージン・スミスを演じるとの事で、スミスがどんな人なのかも知りもしないで行ってきました。
　国立京都近代美術館の常設に、スミスの部屋があって、迫力のある白黒写真を撮る人、くらいの認識でした。（最近はスミスの写真を展示していないような？）
　水俣病は、学校で習いましたが、水銀による中毒がどんなものかも知らず。
時折新聞で裁判の結果を読んだような気もしますが。
　今回の映画で、改めて水俣が熊本県だと認識して、山友達に熊本の人がいるので、身近な問題だと、やっと思いました。

　美術館で展示してくれているかなあ？
心に突き刺さる写真を見に行きたいと思いました。

先日、東京へ行きました。

　仮屋崎省吾さんのご自宅での生花展。
壁紙やシャンデリアが豪華でしたが、床が、フェルメールの黒白チェックだったのが、素敵でした。
　フェルメールを意識したのかなあ？

　山種美術館。
「速水御舟と吉田善彦」の展覧会。御舟のお弟子さん？と思うほど、朦朧とした風景画になっていってます。
　奈良がお気に入りだったそうで、私には見慣れた寺社仏閣が描かれており、懐かしい感じでした。

　続いて太田記念美術館。初めて行きました。
「没後160記念　歌川国芳」
興味はあったのですが、どこにあるのかも分からないし。
山種美術館の半チケで、割引があったので、場所を尋ねると、行きやすい場所だったので、大急ぎで移動。
　国芳は楽しいですね。取締りが厳しく、大変な時代に、ヒトを書かずに雀やカエルや、妖怪で描いて。すると、なんだか遊び心で自由な躍動感がありますね。

　その後、地下鉄で移動して、東銀座の歌舞伎座へ。
片岡仁左衛門、坂東玉三郎の四谷怪談を見て帰りました。

　玉三郎さん、演目にしても、共演者にしても、映像を撮るために、選んでいるような気がします。
しまい支度をしているような。
　と、思っていたら、「 RED Chair」で、「みなさん、びっくりされるんですけど、もう生まれ変わりたくはない。何にも。」
　衝撃的でした。