美の巨人たち

　大田記念美術館でしている、国芳展。
「相馬の古内裏」の絵を読み解く、という番組でした。
「進撃の巨人」は、ここから来てる？とは思っていたのですが、番組でも、その話が出ていました。「ゴジラ」にも喩えられていましたが。

　私もこの絵が好きで、後期展へも行きたいな、とは思いましたが、交通費がやけに高くつくので、諦めました。

　今日は、道頓堀の松竹座へ「五右衛門」を見に行きました。
片岡愛之助演じる五右衛門はスペイン人の父親と、明智光秀家臣の娘である母親とのハーフだった、という設定です。
　そこまでいい席でなくても良いな、と、3階席を取りましたが、双眼鏡持参で、着物や帯、半襟の柄もしっかり見てきました。
　昨年中止になった芝居が来年には実施されることとなり、チラシもいっぱい取りました。
　来春の玉三郎さんの踊りの演目も決まりました。
「藤娘」「お祭り」。
　藤娘、鷺娘は何回見ても良いです。鷺娘は寂しさや哀しさが際立ちますが、藤娘は、恋を知ったワクワク感、甘える様子など、可愛らしい場面も多く、楽しいですね。

先日、東京へ行きました。

　仮屋崎省吾さんのご自宅での生花展。
壁紙やシャンデリアが豪華でしたが、床が、フェルメールの黒白チェックだったのが、素敵でした。
　フェルメールを意識したのかなあ？

　山種美術館。
「速水御舟と吉田善彦」の展覧会。御舟のお弟子さん？と思うほど、朦朧とした風景画になっていってます。
　奈良がお気に入りだったそうで、私には見慣れた寺社仏閣が描かれており、懐かしい感じでした。

　続いて太田記念美術館。初めて行きました。
「没後160記念　歌川国芳」
興味はあったのですが、どこにあるのかも分からないし。
山種美術館の半チケで、割引があったので、場所を尋ねると、行きやすい場所だったので、大急ぎで移動。
　国芳は楽しいですね。取締りが厳しく、大変な時代に、ヒトを書かずに雀やカエルや、妖怪で描いて。すると、なんだか遊び心で自由な躍動感がありますね。

　その後、地下鉄で移動して、東銀座の歌舞伎座へ。
片岡仁左衛門、坂東玉三郎の四谷怪談を見て帰りました。

　玉三郎さん、演目にしても、共演者にしても、映像を撮るために、選んでいるような気がします。
しまい支度をしているような。
　と、思っていたら、「 RED Chair」で、「みなさん、びっくりされるんですけど、もう生まれ変わりたくはない。何にも。」
　衝撃的でした。

「MINAMATA」

　映画を見てきました。
ジョニー・デップがユージン・スミスを演じるとの事で、スミスがどんな人なのかも知りもしないで行ってきました。
　国立京都近代美術館の常設に、スミスの部屋があって、迫力のある白黒写真を撮る人、くらいの認識でした。（最近はスミスの写真を展示していないような？）
　水俣病は、学校で習いましたが、水銀による中毒がどんなものかも知らず。
時折新聞で裁判の結果を読んだような気もしますが。
　今回の映画で、改めて水俣が熊本県だと認識して、山友達に熊本の人がいるので、身近な問題だと、やっと思いました。

　美術館で展示してくれているかなあ？
心に突き刺さる写真を見に行きたいと思いました。

上村松園展

　ポンポン展を見た帰りに、上村松園も見てきました。
リニューアル１周年の事業です。

　松園の初期から、絶筆まで。図録を買おうか迷ったほど。
たぶん家にあるような。これだけの作品はないかもしれないけど。

　あの時代の女流画家て、仕事やりにくかっただろうになあ。
海外からの評価があったのは救いだったかも。

フランソワ・ポンポン展

　京都市立美術館へ見に行きました。
以前、東京庭園美術館でポンポン氏の北極熊を見ました。
　アールデコと立体彫刻の動物？！というのが、意外でビックリしたのです。
　2018年12月の「エキゾティツク×モダンアール・デコと異境への眼差し」展でのことでした。
　
　今回、初期の人物像もありました。小さな作品でかわいらしい！
　実物大ペリカンのクチバシの形が気になり、動物園へ確かめに行きたいです。
　クマの足は踵で地面を踏むけど、ヒョウの歩き方は違うよなあ、と細かい事も気にしてしまいます。

ゅーちゃん

　とってもステキな絵ですね。
　ミレー、コロー、クールベは大好きです。
中3の秋に奈良県立美術館で展覧会があったのですが、２学期から土日のみの塾に通い始めたため、時間が取れなくて行けませんでした。
　クラブが忙しくて、土日くらいしか時間がなかったのですが、ホント行きたかったです。