はなさん

軍人恩給も戦中の厚生年金制度も船員保険も恩給は色々と線引きがされていたし、台湾や朝鮮半島のどこどこ勤務なら旧令共済、満洲や中国本土だとどうの、
看護士が従軍しても原則対象外だけど婦長レベルだと年金加入とみなすとか、色々こまごましていました。
でもこうも思うのです。戦死してしまって遺族に軍人恩給支給されるのと、何とか生きて故郷の土を踏めるのとどちらが良いか？
一家の大黒柱を戦死して失い、以降家業が傾いてしまったケースは相当ありました。

私は年金アドバイザーとして、都内でも特に厳しかった年金事務所窓口で高齢者の消えた年金記録関係の業務携わったので、戦中戦後のレアケースいくつか見ています。
インパール作戦で白骨街道で斃れたり、南太平洋の海戦で海の藻屑と化してその遺族が軍人恩給貰うよりも、
何とか故郷の土を踏める方が一家みんな幸福だったと思うのです。