はなさん

日野市の銀杏並木の辺りは、昔昔、割とその近くに住んだ事もあるので土地勘もありますし、少し事情も存じております。

かつての日野市は、戦前に先見の明のある町長がいまして、東京都心部にあった各種工場の誘致に成功したおかげで戦後は東京都下でも有数の財政の豊かな地方自治体となりました。
東京都心部だと万一の空襲もあるかと恐れた軍部や産業界の思惑と上手くマッチングした訳です。

それで全盛期には数多くのメーカーが日野や北八王子に集まり、地元に税金と雇用をもたらして潤ったのです。
それで革新市政の長期政権となり福祉や文化方面に至れり尽くせりの大盤振る舞いが出来た訳です(^_^;)

ところが平成時代に入り、そうしたメーカーの業績も左前になり、地方移転や規模縮小、閉鎖の流れとなり税収がどんどん落ち込んでいきました。
無い袖は振れませんから、それから急速に福祉、市民サービス、公園管理の予算が削られてショボくなっていった訳です。
そして平成末期に至り、財政危機が表面化して公園や緑地、公立小中学校の図書室などが放置気味となり荒れているのです。
銀杏並木だってきちんと年2回剪定しなければ荒れますよね、だから事情通の人は「表向きの原因」と「真の背景」は違うと見抜いているのです(^_^;)

例えば国民健康保険についても、かつては地方自治体によって保険料はそれぞれ違い、安い所と高い所があったけど
財政危機の地方自治体はこの保険料が上がり過ぎるというので平成末期から国民健康保険の運営主体を各市町村から都道府県にまとめて、その保険料率を統一する方向へと進めています。
東京都でも千代田区や新宿区と奥多摩町や小笠原村も保険料統一する方向で進行しています。
あれ、それだと色々現場で不都合な事が起こりますよね？
でもマイナ保険証の次は協会けんぽ（旧、政府管掌健康保険）の保険料率も全国統一化を狙うかもしれませんね。

秋水様🍂💧

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