まだ小学生だった頃の話。
郷里の福岡に 浄土宗の七大本山の一つ善導寺があります。
九州の浄土宗の根本道場。
毎年お祭りみたいな行事が行われる。
両親に連れられて、すぐ上の姉と4人でお参りに行きました。
帰りに綿あめを買って貰った。
そこに私達よりも少し小さいだろうか二人の姉妹（？）が小走りに、同じく綿あめを買いに来ました。
しかしそのお金では買えないんだよと綿あめのオヤジ。
姉妹が両親から渡された紙幣は小さなものだったのでしょう。
下を向いてすごすごと両親の待つ所へ帰って行く姿。
たまらなく侘しかった。

この事は、今のフォトライフにも多少なりとも影響しているよに思います。
朝日よりも、どこか哀愁漂う夕日が好き。
又侘しい景観にも惹かれます。
更には逆境に耐え、力強く生きている樹木の姿がたまらなく好き。

思えば遠い遠い感傷の想い出です。