はなさん

今回の総選挙で得票伸ばしかなりの躍進した「国民民主党」のトップが喜色満面で色々と調子ぶっこいていますけど
若者の「手取り所得」増やす為に所得税課税の壁を103万円から200万円前後に上げて、その近辺の収入の人の所得税負担減らそうと一見素晴らしい政策のように見せておりますが
実はこのレベルの収入の人にかかる負担というのは所得税よりも社会保険料の方がずっと重いのです。

取り敢えず分かりやすい所得税の減税で国民の人気を集め、次は社会保険料を下げようとしているわけなのですけど、社会保険料下げたら当然年金も医療保険水準も切り下げなければならなくなる訳で
多くの高齢者が早めに高度水準医療を打ち切られ、年金受給水準も切り下げられるという悲惨な状況になる訳です。

若者を喜ばせて票を集め、詰まる所、高齢者を切り捨てようとするなかなか手の込んだやり方なのですけど
こういうのは高齢者と若者の利害関係を分断する酷いやり方だと憤りを禁じ得ません。
私は一応昔、年金アドバイザー経験者なのでここの部分のカラクリは分かります。

この人の政策でとても苦しい目に遭うのは高齢者であり、今は50代とか40代でも人間はいずれ歳を取るのが宿命なのでやっぱりこの為政者の感覚はかなりおかしいと思います。
でも一部の若者は騙されてしまうと思います。