赤ねぎさん

東京郊外のようないかにも遺跡がなさそうに見えるところにすら実は遺跡はそこかしこにあって、
団地などを建替えすると時々ドーンと竪穴式住居跡などが出現することもあったりします。
民間のマンション建設現場などではそんなのいちいち気にしていたら採算が合わないのでとっとと遺跡が無かった事にして(^_^;)すぐに建屋を建築してしまうのですが
公営や公団団地でそれやるのは不味いから遺跡も一応内覧会などやる訳です。

遺跡跡などを見ていつも感じるのは、奈良時代前後の律令制国家の時代には一応律儀に各地域毎に役所や国分寺を造営して街らしいモノも造るのですけど
それらは長年の火山噴火や地震、風水害、洪水などで大損害を受けて埋もれて遺跡となり、江戸時代後半以降にまた新田開発や明治時代以来文明開化などで再発掘されるのですが
今また少子高齢化や経済不振などであちこち寂れて自然に還るところも出て来ている訳です

そんな感じで何層も遺跡が積み重なっているのが、再開発や地震の度に時々掘り返されているのだと思っています
今の日本では火葬が当たり前ですけど、昔は色々あった訳で、遺跡で何千年とか何百年ぶりに皆さんお久しぶりですこんにちはと出てくる事もある訳です。
もしかしたら当時美人さんで華やかだったかもしれないし、戦乱で激しく戦って斃れた人かもしれません。
いくら権勢を極めても人間は150年と生きられない存在だから、遺跡で大昔の人と向き合うのもたまには良いかもしれないとも感じます。
ちなみに墓地に数多く住む墓守猫というのは、特に霊的なモノでは無くて、単にお供え物を当てにして定住しているのだと思います(^_^;)