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from: 花散里さん

2019年11月19日 17時33分36秒

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リッポン本 「元彼編」

只今絶賛格闘中のリッポン本特に興味ひかれた部分だけでも、所々、順不同で(訳したくなった部分から)日本語訳紹介していけたらいいなと思ってます。といっても

只今絶賛格闘中のリッポン本

特に興味ひかれた部分だけでも、所々、順不同で(訳したくなった部分から)日本語訳紹介していけたらいいなと思ってます。といっても、英語力のないど素人のわたしが、辞書とネット検索駆使した翻訳ですから、まるまる全部の細かい部分までの「正確さ」は保障できないのだが(^^;)💦
まあ、そこは、まるまる全部が大間違いってことも無かろうくらいに大目に見ていただいて、わたし、花散里はこんな風に解釈して読んだくらいに、受け取ってくださいませ。その上で感想も書いていきたいなと思っています。

まずは腐女子のわたしとしては気になるリッポン君の男関係(なんか、こう文字にしてみるとすっごい下世話な響きだわ(゚Д゚;)我ながら(ーー;)すんません

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from: 花散里さん

2019年11月19日 18時23分12秒

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リッポン本 「カミングアウト」スコッティ―氏登場 p69~P71

まず第一に、僕はゲイであることを決して望んではいなかった。僕の家族はいつもゲイの人々を受け入れていて、僕も成長してゲイの人達を知った。何人かとはフィギュアスケートを通して一緒に練習していた。でもいつだって思っていたんだ。「ぼくはそうじゃない。ありえない。小さい頃みんながそうだって僕をからかったようにはならないんだ」って。嫌悪や侮蔑は、明確に自分に向けられたわけじゃなくても、洗い流せない腐食性のミストのように、そんな空気を感じてしまうものなんだ。

僕はカミングアウトについても何か理屈じゃない怖れを抱いていた。一端そうしてしまったら暴行を加えられるのではないかと、いつも思っていた。今までのところそうしたことは起こってないけれどね。また、家族を失うんじゃないかと心配してもいた。カミングアウトしたら、身近な人々を全て失って、一人ぼっちになってしまったって人達のエピソードをたくさん聞いていたんだ。秘密を抱えてるのがとても怖いのは、皆がそれをどう感じるのかは、それを話してみるまでは決して分からないってことなんだ。

成長過程では、僕が夢中になって片思いをしていた女子達が沢山いたんだよ。彼女達の殆どは美くて外交的な人だった。基本的には初期の女神崇拝のようなものだったんだけど、これがカミングアウトをちょっとばかり難しくもした。なぜなら僕は女の子達に対する真っ当な感情をもっていたのに、僕の中では、同性愛者であるということは女嫌いということを意味していたからなんだ。僕は自分に言った。「僕は女の子達を嫌いじゃない。だからたぶんぼくはゲイではない」100%正直に言うと、僕がそれまでにデートした女の子達とセックスしなかった理由は、僕が「いい人」だからだって思っていたんだ。僕は彼女達にプレッシャーを与えたり彼女達が離れていってしまうようなことは望まないって。

 まるで何かのテストでもあるかのように、僕は、常にストレートポルノだけを見るようにするそんな見当はずれのことまでしていたんだ。もし二人の女性がセックスしているのを見て発射できたら、ストレートに違いないと。。。馬鹿馬鹿しい。僕は20歳だよ。風がパンツを撫でただけでも粗相しかねなかっただろう。

いろいろ混ざったポルノの中には明らかなゲイポルノもあったけれど、僕は自分に言い訳した。「僕は人間は美しいと思ってるだけ。誰もがすこしばかり同性愛者なんだ」分かるよね。僕は間違ってるかな?誰もが少しばかり同性愛者だ。・・・とすれば僕はちょっと多めに同性愛者なだけで。いや、完全に同性愛者のようだ。

最終的に、スコッティ―と出会った時に、はっきりと自覚したんだ。彼は振付師で、デトロイトにいる僕の友人の一人に振付けをしていた。彼は僕より5歳年上で、背が高くて、面白くて、胸がときめくような身体をしていた。また、彼はゲイを公にカミングアウトもしていた。
彼はデトロイトに居る間、時々僕と僕の仲間達一緒に遊んで、彼は積極的に僕に接触してきたんだ。僕もまた同じくらい彼に触れ返したんだけれど、僕達はいちゃいちゃしていると僕が知ってるってことを彼が充分に承知しているのかはよく分からなかった。ゲイって難しいね。
以前ゲイポルノを見た時、僕はちょっとバイセクシャルなんだろうかと思うようになった。僕は「ちょっとばかり性的関心が強い人間だ」って、でも、その時点では誰ともSEXの経験は無かったんだけれどね。それでスコッティ―といちゃつき出してかr,それはもう突然に僕はバイセクシャル以上なんだって分かっちゃったんだ。心底納得しちゃったんだ。

一端その結論に達したら、今後何が起こるのがはっきりと分かった。僕は本当にスコッティ―のことを肉体的に求めていると分かった。そんな風に思ったのははじめてのことだったんだ。選択の余地なんて無かった。海が二つに分かれて、出て行かなければならないことを知ったんだ。

僕が本当に自分自身にカミングアウトした時、僕の内側で何かが終わった。僕は、その根拠になることを本当にまだ何もしてなかった。なぜならトレーニングがあってそれだけがぼくのすることだったからだ。「後回しにしていいことだ。そのうちわかるだろうけど、今は考えなくていい。なぜなら僕はトレーニングしているしスケートをしているんだから、誰かとの交際なんて優先事項じゃない。今はそれでいいんだ。他には何も必要じゃないんだ」と考えていたんだ。

僕がもうちょっとで22歳になる頃、僕は自分自身を騙しているだけではなく、自分の友達や家族が僕に騙されていたと感じるんじゃないかと思って困惑した。全てその時々では誠実にふるまってきたつもりだが、僕はストレートに違いないとイメージ付けてきた。僕はその時までまずいことにゲイに成りたくなかったから、そんなことは決して口に出さなかった。自分自身をそうだと考えるようになったばかりだった。

スコッティ―と出会ってから、彼が話してくれた。彼は元モルモン教だったので、カミングアウトに伴う大きな葛藤があったけれど、カミングアウトすることで勝利感を得られたと。もし彼ができて大丈夫だったのなら、僕にもできる筈だ。一度自分がゲイだと分かったら、僕はそれを自分のいる世界に表明していく必要があると感じたんだ。僕は自分の友達や家族に僕が不誠実で彼らを騙していたとは思われたくなかったんだ。

最初に話したのは、大親友であるダグラスとビアンカで、(中略)僕はスコッティ―とのあれやこれやを全て話して、それから言った「僕はゲイだと思う」
ビアンカのママが僕達が話すのを漏れ聞いていて、こう言った。「アダム、あなた15歳の時からメッセンジャーバッグを持ち歩いていたじゃないの。私達が知ってるかのように。(←グーグル翻訳。意味?)吃驚するようなニュースじゃないわ。話してくれてありがとう。でも、これまでと何も全く変わらないわよ」

別の親友アシュリーワグナーはトロントでショーをしていたので、僕はデトロイトからトロントまで小旅行をして彼女を訪ねた。ある夜、彼女に、僕に起こった出来事について話したら、もちろん彼女は何も気にすることなく応援してくれた。ビアンカとダグラスとアシュリーに話して、肩の荷が降りた。

p72~p76
≪その後もカミングアウト話が続くのでざっくり、ママに告白した時は、「あなたはわたしの中に9ヶ月もいたのよ。知ってたわ」、弟のブラッドには一緒にテレビゲームをしている時に告白。「分かった。それはクールだね。じゃドラゴンクエストZに戻ろう」。14歳の妹のダグニーに告白したら急に泣き出して「しまった。彼女に嫌われちゃう。困った」ってリッポン君を焦らせるんだけど、「アダム、わたしはとっても嬉しいの。前々からゲイの兄弟が欲しかったのよ」(笑)お父さんは「わたしたちの間に変わることは何もないよ。君のことを誇りに思っている。ゲイであることは、ちょっと難しい人生になるだろうけれど、愛しているよ」
最初、公にカミングアウトするのを母親に止められたこと。フィギュアスケート界とゲイとの微妙な関連問題について。カミングアウト後の髪型やファッションの変化etcが。今はそこを省略してスコッティ―氏との話に戻るところから続けましょう≫

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from: 花散里さん

2019年11月19日 19時10分34秒

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リッポン本 「リッポンくんの初体験」p76~p77

最初の出会いから、一年くらいたって、スコッティ―は再びこの街に戻ってきて、友人のジェレミーのところに滞在した。僕が彼に会った時、彼が「僕達は僕がここに居る間にたくさん遊ばなきゃ」と言った。「いいね。凄く楽しそうだ」と僕は答えた。
その週の間、スコッティ―とめいっぱい会って、いつもいちゃついて、手を繋いで、ぴったりと寄り添った。それはもうハロー・キティーも吐きそうなくらいに、可愛らしいものだったんだ。

ある夜、僕達はデートをしてゲイの集まる場所に行った。そこはバーというよりゲイで一杯のシアターのようなところで、何本かのゲイムービーが上演されていた。映画の内容については言えないよ。なぜなら僕はスコッティ―に、そして僕達の間に起きてることにのぼせ上がっていたからなんだ。そうだよ。僕達は映画の中にいたんだ。でも僕達は手を繋いでちょっとキスをしていただけなんだけどね。興奮とおののきという効果満点のカクテルに酔って、考えることができたのはこれだけ
「畜生、完璧にゲイ確定じゃないか、まいった」初めてのゲイキスで、もはや後戻りはできなかったんだ。スコッティ―とキスした時、はじめて「これが正しい感覚だ」って思ったんだ。

映画が終わってスコッティ―は言った。「もし僕達がロサンジェルスに居るのなら、君を僕の家に招待するんだけれど、君も知っての通り、僕は家にいるわけじゃない」
世間知らずで全く遊びを知らなかった僕は答えた。「そうだね。本当に残念だよ」
彼は僕の友達のジェレミーのところに泊まっていたので、僕は、彼と肉体的関係をもつチャンスがあるとは思っていなかったんだ。

数日後、彼が電話してきて言った「僕は朝早くに去らなきゃならないんんだ。どうだろ?君、ジェレミーの家に泊らないかい?」
ビンゴ!お遊びの時間だ。
僕はそんなに素早くもう終わりにするなんてことはできなかった。僕はクールに遊んでやると決意して、スコッティ―との時間を過ごす為にピザとビールをもって行った。僕達はジェレミーと一緒に2012年の夏のオリンピックを見て過ごした。ジェレミーがもし君が外泊したいならいいよと言った。スコッティ―は翌朝空港に行くことになっていて、とても早い便だったので、僕は彼に空港は家に帰る途中だからと言ったんだ。でも、僕が住んでいるのは空港とは真逆な方向だってジェレミーが気づいているのを僕は知っていた。

ジェレミーは二階で寝り、僕達は一階のゲストルームに泊ったので、ちょっとしたプライバシーがあった。それで、確かに僕は、そのプライバシーをうまく利用しようと思っていた。僕達はセックスしたんだ。徹底的にフルコースで。スコッティ―が朝行ってしまったら、僕はいつまたそれができるのか、全く思い付かなかったんだ。もし僕がスケートから何かを学んだとすれば、自分の持ち時間をいかに賢く使うかってことと、それが最後には報われるってことなんだ。親知らずを抜くようなものだ。あなたは、4本の親知らずを別別の時に抜くのか?それとも最初のチャンスに全てを終わらせるのか?どっち?僕はあなたの精神的な健康の為に後の方を選んでほしい。

その後、僕はもはやバージンではなくなったことを喜んだが、自分が本当に変わったようには思わなかった。僕は感謝したことを覚えている。僕の初体験が、高校で年上の奴らに虐められてまさぐられるとか、蒸気の立ち込める車の周りで僕がたいして好きでもない誰かとヘタクソにやられるなんて悲しいものでは無かったのは幸運なんだって僕は思った。「ああ神様、僕は恵まれてる。とても素敵でスマートで才能のある人としたんだ。」って。全てが終わって僕達が横になった時、スコッティ―が、おどけて言った。僕がここにいる残り時間、僕達はかりそめの恋人同士だと言わなきゃねって。彼は3時間で去っていく。僕の心は張り裂けそうだった。

≪次回リッポン君の失恋に続く≫

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