釣瓶(つるべ)　→ 　米選機（ベイセンキ）


米選機は、籾摺り後に米粒を選別して玄米に調整する器具です。何世紀も前から使われてい増田。無電源で、自然の落下を利用した物です。


長さ１５０cmほどの斜面に数百本の針金が並んでいます。
米粒を上から流します。小さい粒は針金の隙間から裏へ落ちます。
最後まで裏へ落ちずに、表へ落ちたものがちゃんとした玄米です。



むかしはすべての農家にありましたが、コメをカントリーエレベーターへ出荷するようになってから、米選機は使わなくなりました。
私の小屋には、今でも米選機を保存してます。こういう風だから、物が多くなります。
だけど、捨てられません。

唐箕も保存しています。「弘化３年　〇〇　△左衛門」と書いてあります。


写真は、米選機の祖型である「万石」です。
農機具メーカー「クボタ」のサイト「クボタのたんぼ」からお借りしました。