参考文献から・・

　とちの実のなるトチの木ははトチノキ科トチノキ属の落葉高木です。
北海道から九州にかけて日本全国に分布しており、低い山の渓流に近い肥えた
土地に育ちます。木の高さは15mから20mくらいで、楕円状の大きな葉が
5枚から7枚ほどで、手のひらの形に見えるような形でついています。
開花時期は5月～6月で、白い大きな花が天に向かって咲くので、
遠くからでも見られます。実の収穫は10月～11月にかけて行われます。
実は3cmほどの果実の中に2、3個入っています。主成分はでんぷんです。

霧雨さん、
先週テレビで京都府の山間部の限界集落で３人の高齢女性だけが住んでいて、
トチの実を集めて餅などの加工食品を作って収入を得ている１時間番組を見ました。

縄文時代から続く食料（トチ）は、実力のある食料だった感があります。


１０年ほど前に古代史にはまっていた時に、縄文人が渡来人に駆逐されていなかったことが話題になっていました。
とにかく衣食住を得ていたから、滅びなかった。

これは単なる希望的観測ではありません。
現在の日本人男性の５人に一人は、縄文人のY染色体を持っているそうです。


遥か昔の縄文人の家庭菜園。