◆ 我が山荘の花図鑑 その52 ◆

　今が盛りの皇帝ダリアです。当地はもうすぐ初霜を見るでしょう。霜が降りると一発でしおれてしまい、今季終了となるのです。
　そのあとは、太い茎を節を含み⒑cm余の長さに切り、バケツに土や落ち葉と一緒に縦に活けて、上を落ち葉で塞ぎ年越しします。春になると取り出して、縦に植えてやると節の部分から発芽して成長します。


　山茶花が花盛りです。ツバキに似て両方ともツバキ科に属しますが、山茶花の開花期の方が早いです。ツバキの花は、花全体がどさっと落花しますが、山茶花は花弁単位ではらはらと落ちてきますね。
　トリビアですが、そのむかし大阪出身の "山茶花究" という性格俳優がいて、わき役として映画によく出演して、まっこつ渋い味を出しておりました、はい！。


　アブチロン(浮釣木)です。11月末なのに、いまだに露地で咲いております。これの変種に、 "さくら" という品種があるそうですが、チロリアンランプみたいでは全然なくて、桜や桃の花みたいらしいですね、うちにはまだありませんが。

　　　　　　　　　　◆ 我が山荘の花図鑑 その53 ◆

　セイヨウヒイラギです。晩秋から初冬に赤い実が熟れますが、とても苦いので、小鳥さえ食べません。これはモチノキ科モチノキ属ですが、日本のヒイラギはモクセイ科モクセイ属なので別種です。青いぎざぎざの葉っぱに赤い実が目立つので、クリスマスの装飾に多用されますね。

　
　上と同じ小さな赤い実をつけるマンリョウです。驚いたことに、サクラソウ科ヤブコウジ属なのです。7月頃に白い花が咲きますが、サクラソウとはさして似ていません。


　今の季節には珍しく、落葉に囲まれて芝桜が咲いています。どういう加減なんでしょうか？　その昔に行った、北海道滝上町の芝桜の絨毯を思い出しました。

今年は成功


毎年１１月に試みる間引き大根のぬか漬け。

今年は成功しました。おいしい。

どんなメニューの食事であろうと、この糠漬けで閉めます。


毎年の出来は、年によりけり。だめな年もあります。
最近は、乾燥した漬物用糠を買うか、自分の米を搗いた糠を使います。


美味しく漬かった漬物用糠を次も買う。これが難しい。店頭で売っている糠はしょっちゅう変わります。おいしい微生物に当たった時は、嬉しい。
湿った糠は微生物が活動中で、千変万化して味が台無しになりやすいから買わない。