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from: 東北 ココロイキルヒト コミュニティ スタッフさん
2021年04月27日 12時24分59秒
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「共に笑い、生きる。いのちを繋ぐ原風景作り」SSISでORBISスマートエイジング賞特別賞を受賞した細谷真紀子さんインタビュー
みなさん、こんにちは。「東北 ココロイキルヒト コミュニティ」スタッフの心羽(ここは)です。
先日開催されたSSIS2021(※)。今回は、SSIS2021でORBISスマートエイジング賞特別賞を受賞された細谷真紀子さんにインタビューをしてきました。これから新たに一歩踏み出したいと考えているみなさん、ぜひ参考になさってくださいね!
(※「SENDAI SOCIAL INNOVATION SUMMIT」。震災で社会課題がより浮き彫りとなった仙台・東北では、「社会、地域のため」という想いが広がり、現在、社会課題解決のための様々なイノベーションが生まれています。SSISは、そんな社会課題に立ち向かう起業家の声を実際に聞いていただき、課題解決への可能性を感じ、一歩踏み出すきっかけとしていただきたいという想いを込めて開催しているイベントです。)
▼細谷真紀子さんの発表はこちら(動画)
https://youtu.be/AB06ZFoUOwM
(※細谷真紀子さんの紹介は2:44:00から。再生時には、音量にご注意ください)
それでは、さっそくご紹介します!
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★「こころの減災」を育む 細谷 真紀子 さん
共に笑い、生きる。いのちを繋ぐ原風景作り
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スタッフ心羽:さっそくですが、まずは 取り組まれているプロジェクトについて、ご紹介をお願いします。
細谷さん:わたしは「いのち」と「暮らし」を守るために、身の回りにあるモノ・コトを活かす「こころの減災」を育む活動を行っています。大抵の人が持っている防災へのイメージは、面倒くさい・難しい・怖くて見たくない、そんな誰か任せのネガティブなもの。
けれど減災という、災害と人間社会が共存していく考え方は「いのち」の先に続く笑顔のために存在します。
今、取り組んでいる「減災ムガサリLab.」では皆さんが持っている手段、例えば生業や特技というような自分の中で楽しく続けていることから「防災・減災」の視点を見つけ出して、未来を創っていく子どもたちに減災の種として様々な出会いと経験のチャンスを繋いでいくプロジェクトです。
ありがとうございます。「こころの減災」ということ、とても大切なことに感じます。
"ムガサリ"という言葉は、あまり聞いたことがない言葉だったのですが、どんな狙いで名付けられたのでしょうか?
「減災ムガサリLab.」に込められた想いや、始めたきっかけを教えていただけますか?
「ムガサリ」は山形弁で「マリアージュ(結婚)」という意味があります。
「防災・減災」が皆さんの日常と結びつくものになって欲しい。そんな思いと、減災の楽しさに気がついた大人たちとの出会い・経験が、子どもたちに笑顔あふれる未来を導くための方程式になって欲しい!そんな思いを込めました。
きっかけとなったのは、私の持つ「減災力」の源が特別な防災教育ではなく、幼少期育ったコミュニティの中にあった、自然と人が共に生きる姿や共に生きる人々の表情こそが、私の生きる力・いのちを守る力を育んでいたということでした。
今、地方では子育て世代の大人たちの生活が地域コミュニティから離れていく中で、子どもたちの生活は地域に取り残されています。
すでに社会的マイノリティになっている子どもたちの未来を「後始末」にさせない、安心して暮らし、自分たちの未来を自分たちで作り出す力を身につける為の「減災プレイヤー」との出会いのチャンスを作り出したいとプロジェクトに思いを込めて活動しています。
なるほど。細谷さんは、ご自身が育った幼少期の環境の中で、いのちを守る力を育んでいたと感じていらっしゃったのですね。
受賞後、周囲からはどのような反応がありましたか?
発表後すぐに「心に火がつきました」という言葉や「盲点に気づけた」そんな言葉を頂きました。改めて「こころの減災」の火を手渡すこと、絶やさない事への事業継続の大切さを実感していた矢先、東北を東日本大震災の余震の大きな揺れが襲いました。
口癖のように言い続けた、減災は一日一日の当たり前の日常の中にある積み重ねという言葉を、もう一度足元から伝えていかなければならないと感じています。
「減災ムガサリLab.」第1弾として活動する山形県中山町では、2021年度から10年計画で始まる町の総合計画に防災教育の推進が盛り込まれ、町や教育委員会、小中学校、幼児教育機関を含めた町の教育機関のすべてで防災教育の協議会を作り、このプロジェクトを支援いただけることになったことも反応として、とても嬉しい出来事でした。
それは嬉しい反応ですね。10年計画での「減災ムガサリLab.」第1弾の活動もいよいよスタートですね。
今回SIAへのご参加によって、細谷さんご自身には何か変化はありましたか?
SIAへ参加することで、自分の熱量に満足するだけではない「伝える力」が鍛えられたと思います。言語化しては客観視して、自分に向き合い、多様なメンター陣や同期のメンバーの言葉、フィールドでの出会いに多くのヒントを頂き、また思考を繰り返していく。
そして、沢山の視点から捉えた考え方や物の見方、様々な道筋を知ることで、自分の思いが鮮明に浮かび上がり、その上で自分の思考の癖や課題、強みが見えてきました。
ビジネススキルという事も大きな学びではありましたが、何より一つひとつの課題は違っても、社会の中ですべてが繋がり連動していること、だからこそ、一人よりも仲間を作るという大切さへの気づきとその機会に恵まれたことが大きな学びであり、変化だったと感じています。
ビジネススキルの取得だけではなく、仲間との繋がりの大切さなど、さまざまな気づきを得る機会となったのですね。
それでは最後に、SIAにご興味のある方をはじめ、「東北 ココロイキルヒト コミュニティ」ご参加者や、東北の方々に向けてメッセージをお願いします。
東北では地域に根差した人・物・事から繋がり合うコミュニティが多く存在すると思います。それゆえの難しさもあったり、変革にチャレンジするチャンスがそもそも少なかったり・・・。
その中でもSIAは東北全域に広くチャンスを与えてくれるプログラムです。特にこのコロナ禍を経てより参加しやすい環境が整っていると感じています。費やした時間以上の価値と成長が生まれ、繋がり合うプログラム。社会の中でどう自分のこころを活かし、影響力を持って生きていくのか。自分だけのこころの燈火を見つける濃厚な時間を過ごせる幸せに、ぜひ、手を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
東北の人々、未来ある子どもたちのためにと一歩踏み出し、ココロイキルヒトとして歩み始めた細谷さん、貴重なお話をどうもありがとうございました!
みなさんもぜひ、細谷真紀子さんの取り組みを参考になさってみてくださいね!
▼減災Days
https://note.com/gensaidays
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みなさん、いかがでしたか? 細谷真紀子さんのお話を聞いて感じたことや質問など、ぜひコメントでお寄せください。
▼投稿はこちらから
https://cs.beach.jp/scu/6ien
みなさんからのたくさんの投稿をお待ちしています♪
みんなで、明日の東北をおもしろくしていきましょう!
(コミュニティスタッフ 心羽(ここは))
コメント: 全16件
from: ゆずさん
2021年04月29日 15時00分08秒
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■細谷真紀子さんのお話を聞いて感じたことをどうぞ
深いお話ですね~でもとても解りやすかったです(^ー^)
繋がりあいながら成長していきたいなと自分も思いました。
from: 野うさぎさん
2021年04月29日 13時41分47秒
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■細谷真紀子さんのお話を聞いて感じたことをどうぞ
[防災・減災」について、改めて考えさせられました。
ふだんから、心掛けているつもりではいますが、細谷さんのお話から、
もっと自分からも、発信していったほうがいいと思いました。
from: raylahさん
2021年04月27日 21時49分29秒
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■細谷真紀子さんのお話を聞いて感じたことをどうぞ
「防災・減災」、日々日常で自分にできることから、続けてみたいと思いました。細谷さんのお話に刺激をもらいました。
from: ぼっぽらさん
2021年04月27日 19時30分55秒
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■細谷真紀子さんのお話を聞いて感じたことをどうぞ
『こころの減災』
⇒とても意味が深いなと感銘を受けました。自然災害大国だからこそ、
防災とは別に[減災]についても考えねばと思いました。
『共に笑い、生きる。いのちを繋ぐ原風景作り』
⇒この一文で真っ先に頭に浮かんだのが、石巻の大川小学校でした。
沢山の子供達が犠牲になったところですが、慰霊に行った方は解ると
思いますが、校庭を挟んで目の前に山があるんです。そこに避難階段と
スロープを整備しておけば、全員助かっただろうと思う[地形]なんです。
[いのちを繋ぐ【原風景作り】]、個人的には地の利を生かした後世へ繋ぐ
ハードとソフトなのかな?と感じました。
防潮堤なんかいらない。近くの山に避難階段とスロープを作って欲しい。
と、常々思っているアウト老(人)です。
from: かこかこさん
2021年04月27日 17時16分59秒
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■細谷真紀子さんのお話を聞いて感じたことをどうぞ
「こころの減災」というフレーズにとても心を打たれました。地域に根差した東北ならではの思いや考え方に共感できました。
from: クラインさん
2021年08月15日 18時49分09秒
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■細谷真紀子さんのお話を聞いて感じたことをどうぞ
特別賞受賞
おめでとうございます㊗️🎊🎉㊗️㊗️!
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