まだ大学生の頃、親戚の結婚した相手を見てからです。
お見合い結婚で、失礼ですが、いったいどこがよかった？
と思ったくらいコミュ難の女性でした。
電話で普通のやり取りであるはずの「みなさんお元気ですか？」
に対しての「おかげさまで元気にしております」とも言わず、
「はあ」だけで、会話が続かない。
会ったときは、夫が通訳みたいに間に入らないと話が出来ない、
そもそも会話も出来ない、
目線を合わせようとするとそらす、これは悩みましたね。
夫の方に手土産を渡しても、すぐ隣でお茶を入れているのに知らん顔で
「これもらったよ」「ふ～ん」だけ、お礼とか挨拶もないどころか、
あとでお土産をひとつひとつ品定めしていました。
他の従妹に聞いた話では、叔父がいないと挨拶しても
「はあ？」と言われたのに、叔父が紹介すると、
満面の笑みで「こんにちは！」と言ったとか。
その時は、社会的地位のある目上の人の前では自分を良く見せようと挨拶するが、
小物の私たちにはメリットがないと、露骨に態度を変える狡猾な人だと
ショックでした。
私は内気でおしゃべりでないのですが、この人に似ているという人があって、
心底ぞっとしてしまい、その後、必死でコミュニケーションを
とるようにしました。
挨拶とかでも「おかげさまで」を連発し、
意識して相手と目線を合わせるようにしたのです。
その後、発達障害を知って、人前では普通の人に見えるように
演技をしているけれど、
どうでもいい人の前ではしんどいので演技をしないと知り、
あの人、これだったんだと思いました。
ちなみにあの夫妻は子供が自立後、別居して熟年離婚の道を
歩んでいると噂で聞きました。
正直言って、トラウマになるほど生理的に無理な気味悪さは
いまだに消えないですが、
あんな人が存在すると知ったこと、それをきっかけに挨拶や
コミュニケーションを大事にしないと
誤解されると知ったことは自分にとって良いことだったかもと思います。