旅もいよいよ終盤になりました。途中で九州陶磁文化館前を通りますのでいつも寄ります。

小高い丘の上にある九州陶磁文化館は、肥前の陶磁器をはじめ、九州各地の陶磁器約3万点を収集・展示するやきもの専門のミュージアムなんです。

新たに建て替えられたので、最新のデジタル映像により、九州陶磁の歴史や各時代の特徴などをわかりやすく展示しています。今まで焼き物に全く興味がなかった人も、焼きもの通にしてくれるミュージアムです。

江戸時代、長崎からヨーロッパに輸出され、王侯貴族を魅了した古伊万里のコレクションは圧巻ですよ。

手元のモニターを操作してお皿の形や文様を選び、自分がデザインしたオリジナルの皿を作って、一緒に写真を撮ったりもできます。

建物の外壁には、有田町の姉妹都市マイセン市から贈られた25個の磁器製の鐘があり、1時間ごとに鳴ります。

実は、私がここに立ち寄る一番のお目当ては、有田焼きのからくり時計とトイレなんです。からくり時計は30分ごとに扉が開いて、陶器の人形たちが現れます。何度見ても楽しい。

トイレは、便器や手洗い鉢、トイレットペーパーホルダーなどが有田焼きで出来ている豪華版です。

その後嬉野に寄り、またまた平川屋で温泉湯豆腐を食べました。ここはお豆腐とご飯がお変わり自由です。四角いお豆腐の表面が温泉水で溶けて、丸みを帯びてきたら食べ頃です。ぼやぼやしてたら、お豆腐がどんどん溶けて無くなってしまうから、皆さんおしゃべりは中断して食べてます。お豆腐を食べ終わり、白く豆乳状になったお鍋にご飯を入れて作る雑炊も美味しいです。

満腹で運転すると、ねむ〜くなってしまうので、椎葉山荘の露天風呂に入ってから、しばらくお昼寝して、最後の宿のガーデンテラス佐賀に行きました。

ガーデンテラス系列のホテルは、全て隈研吾さんの設計で、九州には長崎、福岡、宮崎とここ佐賀にあります。ガーデンテラス長崎は稲佐山の中腹にあり、ここからの夜景が素晴らしいけど、料金も一番高いです。⤴️ガーデンテラス佐賀は市内の住宅地にあり、眺望はイマイチですが、料金は手頃で、お料理が美味しいです。ライトアップされたガーデンプールを見ながら、ラウンジでスパークリングワインをいただき、早々と眠りにつきました。

翌朝は、朝食にお気に入りのガレットを食べてから、家路に着きました。