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from: 豆助さん
2024年11月30日 10時50分40秒
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博多の仙涯さん
地元のサークル仲間3人で、門司港レトロに泊まってきました。お部屋からは関門海峡が一望できて、ラウンジアクセス付きのプレミアルームが朝食付きで一人一万を切る、大変コスパの良いホテルです。
あいにく、お天気は雨!風も強かったので、チェックイン後は、ラウンジでスティックサラダや、生ハム、チーズなどをつまみながら、スパークリングワインを飲んでおしゃべり。雨が止むのを待って、門司港レトロ近くのお寿司屋さんで夕食をいただきました。
翌日もまた雨が降り出したので、散策は諦めて、出光美術館の「仙涯の時代」展を見てきました。美術館では、門司で最初に事業を始めた出光佐三のコレクションが、テーマを変えて展示されています。前回来た時のルオー展も見ごたえがありましたが、今回の展覧会も面白かったです。
博多で1番古い禅寺の住職だった仙涯は、難解な禅の思想を市井の人々にもわかりやすく、親しみを持って諭すように描いた絵をたくさん残しています。
私が一番印象に残ったのは、「竹画賛」という絵です。
強風にあおられてしなっている竹の様子が、墨の濃淡やかすれ具合だけで見事に表現されています。
その傍らには、
「世画如美女憎為人所笑
涯海画如戯者愛為人所笑
老子曰下愚見之大笑可以見己」
という一文が添えられていました。
世の中の絵画というものは、美人がそうであるように人に笑われることを憎む。しかし、自分(仙涯)の描いた絵は、ふざけたもののごとく人に笑われることを愛する。老子の教えにあるように、愚かなものには取るに足らないもののように見えるかもしれないが、その先に優れた教えが隠されていることに気づいてくれさえすれば、その心はおのずとわかってもらえる。
朝、モーニングビュッフェをしっかり食べましたが、美術館を出る頃には小腹が空いてきたので、地元で人気の焼き芋屋さん「芋伝説」でホカホカの焼き芋を買って、ランチ代わりにしました。
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