皆さん、初めまして！
長年の営業職から今年コーヒーチームに転身。最近、コーヒーのおいしさを再認識し、色々と知りたがっている好奇心旺盛なニシムラです！ぜひ、ニッシーと呼んでください。
「焼きたて・挽きたて・淹れたて」をはじめとした、タリーズのこだわりについて調査するシリーズ、第3回は「焼きたてと香り」の関係について、レポートします。

なぜ「焼きたて」にこだわっているのか？
タリーズの製品は「焼きたて」にこだわっていますがなぜ、「焼きたて」にこだわりたいか、と考えているのか。その答えは、1枚のグラフが教えてくれます。

ご覧のように、時間が経つほど、香りが減ってしまうからです。
コーヒーの香りの成分は揮発性で、そのままにしておくと焙煎で発生する炭酸ガスなどと共に香りが飛んでしまいます。
香りはコーヒーのおいしさにとって欠かせない要素。
焙煎直後の香りも存分にお愉しみいただくためには、やはり「焼きたて」でなくてはなりません。




「焼きたて」を実現するための選択
さて、海外で生産されるコーヒーの生豆を調達しても、その豆を海外で生産・焙煎された状態で輸入するか、はたまた国内で焙煎するのか？
たとえば海外から船便で焙煎された豆を運んでくると、日本に着く頃には1，2か月経ってしまい、香りが弱まってしまいます。
そこでタリーズ製品では「焼きたて」の香り高いおいしさをお届けしたく、全て国内の工場で焙煎することになりました。

自社工場まで建設！
なかでも2013年より稼働を開始した自社コーヒー焙煎工場（静岡県牧之原市）では、


日本には数台しかないと言われている新型の焙煎機を導入。高火力が出せるよう改造を施しました。


この機械を使い、専門の焙煎士がその日の気象条件や豆の状態を見極めて焙煎しています。焙煎した豆は香りを保つためすぐに密封され、飲料工場※へ運ばれ、「挽く」工程へと移されます。
※現在伊藤園タリーズブランドでは飲料製品用として稼働
香りの良いコーヒーの「香り」にも色々ある
ちなみに、コーヒーの香りと一口に言いますが、香りにも色々と違いがあるって、ご存知でしたか？
今回の調査で初めて知ったのですが、焙煎してから飲むまでには、３種類のコーヒーの香りがあるんです。

１．「フレグランス」
焙煎したコーヒー豆を挽いたとき粉から出てくる香り。思わず深呼吸したくなります。カフェの店内や自家焙煎しているお店から漂ってくることもありますね。

２．「アロマ」
この表現は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。お湯を注いだ時に、ふんわり立ち込める香りです。これもまた、たまりませんね。

３．「フレーバー」
そして淹れたコーヒーをいざ口に入れた時。お口の中から鼻にふ～っと抜けるあの香りです。

せっかくの焙煎でつくりあげられ香り。それぞれの違いを意識して、じっくり味わってみたいものだと思いました。

次回は調査隊が焙煎に挑戦！
今回調査して感じたことは、知れば知るほど実際に触れてみたくなる、ということ。いろいろな方にお会いして、タリーズ製品にかけるアツい想いにふれたい、そして、おいしさの秘密を探りに、やっぱり現地を見学したいという思いを新たにしました。

今回ご紹介した静岡県の焙煎工場。そしていずれは生産地のブラジルまで調査に行きたいと野望を抱いていたところ、もっと近くで焙煎を学べる場所がある、という情報を入手しました。
全国にあるタリーズショップのなかで唯一、「焙煎機」を併設するロースターラボ青葉台店。こちらで実際に生豆を焙煎する工程を体験ができるワークショップがあるとのこと。

「焼きたて」についてさらに詳しく知るべく、次回はもう一人の隊員イイオとともに、ワークショップに参加してきます！どうぞお楽しみに！