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from: タリーズこだわり調査隊員さん
2023年02月14日 15時40分29秒
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第18回 飲料工場へ行ってきました 「300kgの豆を挽くって、どんな感じ?」
みなさん、こんにちは。こだわり調査隊のイイオです。前回は一部、読みにくい画像を投稿してしまい大変失礼いたしました。再度、工場での生産工程をこちらでご紹
みなさん、こんにちは。こだわり調査隊のイイオです。
前回は一部、読みにくい画像を投稿してしまい大変失礼いたしました。
再度、工場での生産工程をこちらでご紹介させていただきます。
さて、エスエスケイフーズの焼津工場からお届けしているレポート、今回は豆の粉砕でのこだわりポイントを紹介していきたいと思います!
■工場での生産工程(簡略版)
粉砕エリアはタリーズ専用?!
挽きたてを叶えるコーヒー粉砕工場
見学のために粉砕工場に向かうと、中に入る前からコーヒーのいい香りがしてきました。実はこの場所、エスエスケイフーズさんがタリーズブランドを扱い始めた時に、タリーズ専用(!)につくっていただいたスペースなんです。
これまでもコーヒー飲料も扱ってこられたエスエスケイフーズさんでしたが、「粉砕後24時間以内にコーヒーを抽出したい」という要望は初めてだったそう。
挽きたての香りを損なわないよう、粉砕したての豆でコーヒーを抽出したいという私たちのこだわりに応えて、わざわざボトル缶製造ラインのある第一工場の近くに粉砕エリアをつくっていただいたのでした。
専用の粉砕エリアが存在しているというところからも、おいしさへの強いこだわりが伝わることと思います。
アイテムごとに異なるベストな粒度。
規格を確実に守ることで目指す味に。
さて、そんな特別な場所で行われているのは、焙煎豆を粉にする工程です。
使われているのはグラニュレーターと呼ばれる機械。
粉砕の準備はまず豆の投入から。焼き立ての豆がパンパンに入った袋を機械で持ち上げ、袋の底を開けて豆を入れていきます。ザザッと出てくると立ち上る、焙煎豆の香り。一袋で320kgありますが、これを一気に粉にしていきます。
ものすごい量の豆ですね。これを一気に機械で粉にしていきます。
グラニュレーターのなかには4組のローラーがあり、ローラーとローラーの間で押し潰されて粉になっていく仕組みです。
ローラーの隙間は4段階あり、徐々に隙間が狭くなるかたちになっています。これは粉砕の際にでる微粉をなるべく少なくするため。微粉はえぐみや渋味など、コーヒーの味に影響してくるからです。
ローラーの隙間はダイヤル設定で変更でき、この設定を変えることで仕上がりの粒度を調整できるようになっています。粉は細かくなればなるほど表面積が大きくなり、抽出時にコーヒーのなかの成分が出やすくなります。ただ成分が全部出ればおいしくなるというものでもないので、伊藤園の開発部が最適な粒度を研究し、その粒度に応じて設定をしていただいているのです。下図は機械の中のイメージです。
この粒度の規格は、商品によって異なり、常に同じサイズで粉砕するわけではありません。2種類の豆を使う商品の時は、それぞれの豆に合う粒度に調節しているため、機械を動かし始める時とロットが変わるときには必ずふるいにかけて規格をクリアしているかをチェックしています。
味や香りが出やすくなった粉。
風味を損なわないよう、作業はスピーディに
豆を粉砕すると、表面についていた薄皮が出てきます。以前にも紹介したシルバースキンですが、これは抽出には不要なものなので、粉をふるいながら掃除機のようなホースで吸い上げていきます。
この吸引力もその日の豆の状態に応じて、細かく作業員の方が調整しているそう。
その日の豆の水分量や油分の量によっては吸引力が強くて粉も吸ってしまうことがあるため、設定をこまめに変えてくださっているのです。
ふるいにかけてダマになった粉をよけたら、粉砕は完了。
香りが飛ばないうちに、急いで袋詰めしていきます。粉砕されると、機械に投入した豆よりフルーティな香りが感じられるようになったのが印象的でした。
できたものはすぐに梱包して保管室へ移動します。このときに使われる梱包材はもちろん、香りを失わない特別な素材の袋。24時間以内に抽出されるので一時保管のような感覚ですが、保管する場所の温度も年間を通して基準値が設定されています。
こまめに行われる機械清掃
見学中、作業員の方が突然バンバンと機械を手で叩き始めました。どうしたのかと思ったら、静電気で機械に吸い付いてしまった粉を落としているのだそう。
ミルなどで豆を挽いたことがある方は、静電気で粉が舞い散って困った経験をした方もいるのではないでしょうか?
大きな機械でも同じで、粉砕が終わった後、機械を叩いたり、細かい部分にエアーを拭きかけたりすると、最後に500gぐらいは粉が落ちてくるのだそう。
豆を挽くたびに機械によじ登って清掃するのは大変そうですが、見ていて作業員の方の連携プレーが心地よかった一場面でした。
4〜5人チームで粉砕して、1時間でできあがる粉は3〜4袋。これをその日中にラインに持っていき、抽出して充填していきます。毎日コーヒーが製造されていることを当たり前のように思っていましたが、いつも通りの製品がちゃんとできあがってくるのは実はすごいことなんだなと実感しました。
ここで粉砕の工程はひとまずおしまいです。
次回は場所を移動して、抽出のプロセスを見ていきます。コーヒーを淹れる作業のなかでもハイライトとなるプロセス。どうぞお楽しみに!
from: 翼が欲しい虎さん
2024年08月30日 09時09分12秒
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面白かったです。
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