こんにちは。調査隊のニッシーです。
前回から伊藤園の静岡相良工場内にある、タリーズの焙煎工場の見学レポートをお届けしています。今回のテーマは「工程で何度も行う○○」。ここまで確認するものなのかと驚くほど、徹底的に○○するんです。


まずは工場での製造工程を予習！
○○が何なのかが気になるところですが、まずは見学ルートでの講義から。



工場で行っている作業の工程を予習しておきましょう。



※飲料商品用の豆やホールビーンなどは粉砕せず包装されます。

このなかのどれが、何度も行う「○○」なんでしょうね？


工場での製造工程って？まずは豆の投入
では早速、見学ルートを出て、工場内に入りましょう！
最初に紹介した製造の流れに沿って、まずは原料の投入から。



原料豆の投入をはじめ一連の作業は機械で行います。原料の入った麻袋を持ち上げるのも、その袋をカットして中に入っている豆を出すのもすべて専用の機械。見ていると面白くて、あっという間に時間が経ちます。


※取材時はこうした衛生管理用防護服を着ています。


焙煎前の準備は工場でも大事。
続いて、選別の工程です。投入された原料豆は高いところまで持ち上げられます。これが磁石の間を通って落ちていく過程で、金属やネジなどの異物が除去されます。



続いて、豆と違うサイズのものを選り分けるため、目の粗さの異なる2種類の網を通します。豆より大きい異物が取れたら、次は風をかけて、豆より軽い麻紐やビニールを吹き飛ばします。その次はふるいにかけて、豆より明らかに重いものを取り除いた後、

小さな金属片などの除去、そして色選別と呼ばれる色の異なるもの（例：トウモロコシ）などの選り分けを行います。
ここまで何回、選別したと思いますか？6回です！

そうなんです。今回の○○の答えは「選別」でした。
ところで、タイトルでは7回選別をするとお伝えしていましたよね。あとの1回は焙煎前ではなく、焙煎が終わったあと、包装の段階でX線でチェックするんです。空港の手荷物検査と同じアレですね。

焙煎する数量にもよりますが、6トンのうち1キログラムぐらいは異物なんだそうです。工場で品質管理に気を付けるのは当然とはいえ、その方法までは具体的に知らなかったので、こうした流れでやるのかと勉強になりました。



さて、次回はいよいよ選別された豆の焙煎です。工場での焙煎はなかなか迫力がありました。

この写真も焙煎工程のひとつですが、何をしているところか分かりますか？焙煎機の後ろは？答えは次回のレポートで！