おうち学習の“ワッ!”くらぶ>掲示板
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
from: 「おうち学習の“ワッ!”くらぶ」スタッフさん
2023年07月13日 10時01分29秒
icon
【教えて斎藤さん!】新聞社の子ども向けイベントに込めた思いとは?
みなさん、こんにちは!「おうち学習の"ワッ!"くらぶ」スタッフのミドリです。みなさんは「おうち学習の"ワッ!"くらぶ」の「新聞社の学び支援紹介」シリー
みなさん、こんにちは!
「おうち学習の"ワッ!"くらぶ」スタッフのミドリです。
みなさんは「おうち学習の"ワッ!"くらぶ」の「新聞社の学び支援紹介」シリーズをご存じですか?
新聞社が主催する子ども向けのイベントや学習サポートの取り組みをこれまで40回以上紹介してきました♪
▼「新聞社の学び支援紹介」シリーズ一覧はこちら
https://cs.beach.jp/scu/7ucx
今回は、新聞社の子ども向けイベントを企画・運営する毎日新聞社の斎藤広子(さいとう・ひろこ)さんにイベントの裏側や仕事のおもしろさを教えていただきました!
「新聞社の学び支援紹介」シリーズで4月に取り上げた「毎小カントリーキッチン」を覚えていますか?
実は、このイベントも毎日新聞社の斎藤さんが担当されていたんです!
斎藤さんは、イベント作りで1番大切にしていることは「子どもたちと現場をつなぎ、成長の舞台を用意する」ことだと教えてくれました。
オンラインのイベントであっても、自宅にいながらその土地の空気を感じたり、最前線で活躍する人の話を聞いたりできるように意識されているそうです。
--------------
― 本日はどうぞよろしくお願いいたします!
ーー こんにちは。毎日新聞社の斎藤広子です。毎日新聞、毎日小学生新聞(毎小)の記者を通算20年務め、2021年から新聞と読者をつなぐ部署「カスタマーリレーション本部」で、子ども向けイベントや毎小のPRを担当しています。ちなみに、記者時代は地震・火山やノーベル賞物理学賞、化学賞、医学生理学賞など、主に理科分野の取材を担当していました。
★料理、絵のワークショップからクイズ大会まで
― 今までどんなイベントを手がけられてきましたか?
ーー これまでに担当した子ども向けイベントは14本、すべてオンラインです。海外の料理を作りながら、その国の文化や歴史を学ぶ「毎小ワールドキッチンシリーズ」、NHK・Eテレの番組「びじゅチューン!」でおなじみのアーティスト・井上涼さんをゲストに招いた「読書感想画」のワークショップなどを開きました。
「読書感想画」のイベントは毎小で連載中の漫画が大人気の井上さんと、参加者の子どもたちが同じ物語から発想した絵を同時に描いていくという内容でした。井上さんはさすがのうまさ!子どもたちの絵もカラフルで味わいがあり、井上さんとのやりとりも楽しく、非常に印象に残っています。
「校閲探偵」という毎小の連載を体験型イベントに仕立てた間違い探しのクイズ大会も好評です。神奈川県内の小学校で、児童全員が参加するイベントを開いたこともあります。
(※青字のイベント名をクリックすると、イベントの開催レポート<新聞記事>をお読みいただけます)
★現場とつなぐイベントは、教科書より「100倍刺激になる」
― 新聞社はニュースを届けるだけじゃないんですね!新聞社が子ども向けイベントや学びの支援に取り組むのはなぜでしょうか?
ーー 新聞社の役割は「読者と世の中をつなぐこと」だと思っています。どのイベントも、参加した子どもたちに「現場を見せたい」「現地の人と言葉を交わしてほしい」という思いで作っています。新聞記者の経験から、現場を知ること、現地の人と直接話すことが、教科書で勉強するより100倍刺激になると思っているからです。
21年8月の「南極取材へGO」では、日本から1万4000キロ離れた南極・昭和基地とオンラインでつなぎ、南極の自然や基地での暮らしについて子どもたちに質問してもらいました。「基地ではお金が必要ですか?」「犬ぞりを使っていますか?」「オーロラが見える条件はありますか」など、子どもたちと観測隊員のやりとりは大人でも勉強になりました。子どもたちの緊張感のある表情も印象に残っています。子どもたちと現地をつなぐイベントを通じて、成長の舞台を用意したいという思いを常に持って企画しています。
(洗濯物がカチカチに凍る南極の寒さを紹介する観測隊員=「南極取材へGO」のZOOM画面から)
― 「現地とつなぐ」という意味では、外国の歴史・文化を学ぶ「ワールドキッチンシリーズ」も同じですね。"ワッ!くらぶ"で紹介した際も大変好評でした!このイベントはどのような思いで企画されましたか?
ーー 「ワールドキッチン」は、コロナ禍の20年8月に始まりました。休校で学校にすら行けない子どもたちに「海外の風を感じてほしい」「少しでも学びにつながれば」という思いで企画しました。初回はモロッコとつなぎ、現地に住む女性が案内役になって「バーチャル海外旅行」へ。その後参加者みんなでモロッコ料理を作るというワークショップでした。これが大変好評だったためシンガポール編、台湾編、アメリカ・ニューヨーク編とシリーズ化しました。
その後、ロシアのウクライナ侵攻で世界情勢が変わり、海外とつないでイベントを実施するのが難しくなってしまいました。そこで22年6月、日本に住むウクライナ人の女性が先生役となり、みんなでボルシチを作るイベントを開きました。戦争は遠い外国の話ではない、故郷が焼かれて悲しんでいる人が実際にいる――ということを子どもたちに伝えたくて企画しました。
チーム内では戦争の写真や映像は子どもには重すぎるのではないかと心配する声もありました。何度も話し合って、戦争の悲しみを直接訴えるのではなく、ウクライナの美しい景色やおいしい料理を通して、まずはウクライナの文化に触れてもらう内容にしました。結果的に、それが良かったかなと思っています。
★子どもの真剣なまなざしと笑顔を見るために
― 細かな部分まで試行錯誤しながらイベントを準備されているのですね。どのくらい前から準備を始めるのですか?
ーー 北海道別海町の牧場とつないだ23年5月の「毎小カントリーキッチン~食から考えるSDGs~in北海道別海町」は1年がかりで準備を進めました。国内の産地と家庭をオンラインでつなぎ、子どもたちと一緒に料理を作り、食べ物からSDGsについて考える新シリーズ「カントリーキッチン」の1回目です。舞台となった「別海ウェルネスファーム」は「人にも牛にも環境にもやさしい最新設備の牧場」と聞いていたのですが、酪農に関する知識がないので、何が最新で、機械が人をどう助けているのか勉強するところから始めました。仕組みを理解した上で、子ども向けにどうわかりやすく伝えるか、チームで知恵を絞りました。オンラインで何度も打ち合わせをして、下見にも行きました。実際にこの目で見て、私自身がやっと理解できたという感覚でした。
(「別海ウェルネスファーム」に下見に行き、牛舎で牛のエサ寄せに挑戦しました。エサが重くてまったく寄せることができませんでした)
さらに、最後まで難しかったのは配信です。これまでも海外の電波の悪さに悩まされてきましたが、今回は牛舎の無線LANだけが頼みという状況でした。当日の生中継が万一途切れてしまっても大丈夫なように、事前にたくさんの動画を準備しておきました。当日はトラブルなく終えられ、本当にほっとしました。
― 楽しいイベントの裏にはそんなご苦労があるのですね!イベントを運営していて喜びややりがいを感じる瞬間はありますか?
ーー もともと、子どもと話すのが好きで、子ども向け新聞(毎日小学生新聞)の記者に異動しました。取材やイベントでこれまで接してきたどのお子さんも、正直で、素直で、真剣で、話していると未来への希望を感じます。
(Tリーグ「NOJIMA CUP」決勝戦の会場で=2023年6月18日、東京都北区)
特にオンラインイベントでは、一人一人の表情や様子が画面越しによく見えます。ワールドキッチンやカントリーキッチンシリーズでは、料理をしながら材料をつまみ食いしたり、兄弟げんかをしていたり・・・。料理やお菓子が完成し、みんなで一斉に「いただきます」をする時はどの子も満面の笑みになります。それを見る時が一番幸せですね。
(「いただきます!」とともに、みんなでデザートを食べる瞬間、どの子どもも笑顔になります=「毎小カントリーキッチン別海町編」のZOOM画面から)
先ほど紹介した「毎小カントリーキッチン別海町編」では、お子さんと一緒に真剣に見てくれているおじいさまがいました。後日ご家族から、おじいさまが幼い頃に牛を飼っていて、牛の出産シーンなどをとても感慨深く観てくださったと聞いて、すごくうれしかったです。
(参加者のお子さんたちが、イベントで学んだことを新聞にして送ってくれました)
★夏休みはぜひ、親子でリアルイベントに!
― お子さんの笑顔、この夏休みも見られますか?この夏オススメのイベントを教えてください!
ーー 今年の夏、私が準備している子ども向けのイベントは全てリアル開催になりました。この夏は、親子でお出かけしたいというニーズを感じます。7月28日(金)の「新聞印刷工場見学ツアー」は、募集開始からすぐに満席になりました。
東京近郊にお住まいなら、8月23日(水)の「学びのフェス」(会場・東京都渋谷区)がオススメです。企業の出前授業が一つのビルに集まり、親子で一緒に学びながら、楽しむことができます。7月下旬から参加者を募集しますので、ぜひご検討ください!
■学びのフェス https://cs.beach.jp/scu/7u8o
(夏休みのイベントに向けて動画撮影などの準備を進めています=2023年6月21日、毎日新聞社)
― 大人でも気になるイベントばかりです!斎藤さん、本日はありがとうございました。
--------------------------
★斎藤広子さんのプロフィール★
毎日新聞社カスタマーリレーション本部副部長。1977年、東京都生まれ。2001年毎日新聞社入社。さいたま支局や科学環境部で記者を務める。16年、毎日小学生新聞の記者に。21年から現職。
--------------
みなさん、いかがでしたか?
新聞社が作るイベントの裏側、どれも興味深いお話でしたね。
ぜひ、インタビューを読んだ感想をコメントで教えてください♪
斎藤さんへの質問やメッセージもお待ちしています!
斎藤さんからお返事が届くかもしれません^^
▼投稿はこちらから
https://cs.beach.jp/scu/2ues
▼投稿方法の確認はこちら
https://cs.beach.jp/scu/3hlb
子ども向けのイベントは全国の新聞社が手掛けています。
夏休みに向けて各地でイベントが盛りだくさん!
今後も「新聞社の学び支援紹介」シリーズでたくさんお知らせしていきます(^^)/
https://cs.beach.jp/scu/7ucx
from: 佑さん
2024年07月03日 16時22分33秒
icon
■インタビューを読んだ感想や、斎藤さんへの質問を教えてください♪
すごく思いを込めて熱心に取材などをなさっていますね。
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト
佑、 ひじき、 美味しい北日本、