MIRAT LAB研究員のみなさん、こんにちは。





今日はこばちゃん目線で気になったニュース「近未来的デザインでインパクト大！だけど意外にサステナブルな建築物」をお届けしますね！


さっそくですが、みなさんは、ザハ・ハディドさんのことを知っていますか？　2020東京オリンピックへ向けての新国立競技場のコンペで、奇抜なデザインや膨大な建設費で話題になった建築家なので、名前だけは知っている！という人は多いかもしれませんね......。

残念ながらご本人はすでに亡くなられているのですが、ザハ・ハディドさんが設立したザハ・ハディド・アーキテクツが設計しているデザイン性の高さとサステナビリティを共存させている建造物について、今回ご紹介したいと思います。


①サステナブルな歩道橋
https://mag.tecture.jp/culture/20220118-striatus/

こちらはベネチア・ビエンナーレで展示された、幾何学的な構造によって強度を実現し、3Dプリントされたコンクリートブロックでモルタルを使用せずに組み立てた歩道橋です。


曲線が美しいアーチ型の歩道橋はデザインもさることながら、下記のサステナブルの3Rポイントを満たしています。

リデュース：資源の消費を最小限にし、建設廃棄物を削減
リユース：解体して再利用ができる設計、使用中も強度が損なわれない構造
リサイクル：異なる材料を簡単に分離できる、3Dプリントによる使い捨ての産廃物の削減


考えてみたら道路とか、橋、公園などなど、街にある色々な建造物も環境も考慮しサステナブルになっていくべきですよね。

規模が大きければ大きいほどたくさんの資源を使い二酸化炭素も多く排出します。作ったものがもし使い捨てなら産業廃棄物もたくさん出てしまいます。また、自然や環境と共存していくことも大事なポイントですね。



②サステナブルな中国企業の本社ビル
https://mag.tecture.jp/culture/20220117-infinitus-plaza/

こちらもザハ・ハディドらしい幾何学的な美しい曲線を生かしたデザインです。なんといってもインパクトがすごい！　中国のインフィニタス・チャイナという会社の新しい本社ビルだそうです。


こちらの建物がサステナブルなポイントはこちらです。

- 構造の最適化でのコンクリートの量を削減し、素材に多くのリサイクル材を使用している
- 日射量分析により効果的な遮光と断熱効果を発揮し、エネルギー消費を最小限に
- 太陽光や雨水を活用するスマートマネジメントシステムによる運用をし、快適さとエネルギー消費の削減を両立


洗練されたデザインや使いやすさ、空間の心地よさなどとサステナビリティが共存している、すばらしい事例だなと思いました。

アッと驚くような強烈なデザインがあることで、デザインでも世の中に衝撃を与えることができ、さらに様々な面白いアイデアによるサステナビリティも強調できるという面白い建物です。


ただ、こばちゃん的には、サステナブルな仕様にすると今までのように作るよりも、コストが跳ね上がるのではないか？？と気になりました。そのあたりも今後改善されていくとより広がっていくと思うのですが......！



年明けのニュースで発見して見た目のインパクトが大きかったので、少し深堀りしてご紹介してみました。



質問＆コメント募集
ところで、こういう建造物って、日本にもあるのでしょうか？
もしサステナブルな建築物で知っているものがあれば教えていただけると嬉しいです。

また、今回のサステナブルな建築物へのご感想もいただけると嬉しいです。お待ちしていまーす。