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from: 「“食”のおしゃべりマルシェ」コミュニティ スタッフさん
2023年10月25日 10時45分39秒
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\生産者と生活者を繋ぐ舞台裏/産地直送品がスーパーに届くまで!
みなさん、こんにちは!「"食"のおしゃべりマルシェ」コミュニティスタッフすう子です。8月に実施したテーマ<聞かせて!スーパーの○○売場がお気に入り♪>
みなさん、こんにちは!「"食"のおしゃべりマルシェ」コミュニティスタッフ すう子です。
8月に実施したテーマ<聞かせて!スーパーの○○売場がお気に入り♪>では、スーパーの中のみなさんのお気に入りの売場をお聞きしました。
アンケートの結果では、数ある売場の中でも、「地元産食品コーナー」が一番人気という結果に...!
コメント投稿でも、生産者さんの顔が見えること、商品が新鮮なこと、地産地消につながることなどを理由に、産地直送品売場に関心があるというお声が多く見られました。
そこで今回のテーマでは、青果(または、農産物)の流通にまつわるお話をご紹介。
「食材が生産者さんから私たちに届くまでの舞台裏」に迫ります!
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\生産者と生活者を繋ぐ舞台裏/
産地直送品がスーパーに届くまで!
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今回は、スーパーととても繋がりの深い、株式会社農業総合研究所の代表取締役会長である及川智正さんにお話を伺ってきました!
※写真とともにご紹介しています。ぜひ一緒にお楽しみくださいね♪写真がご覧いただけない方はこちらから:
https://cs.beach.jp/scu/3wik
■生産者とスーパーの架け橋
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及川さん、さっそくですが、「農業総合研究所」ではどんな事業を行っているのですか?
私たち生活者との繋がりや、日々どのような立ち位置で、どういった業務をされているかもぜひ聞かせてください!
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そうですね、会社を立ち上げてから、16年ほど経ちますが、その業務をご説明するにあたり...
農産物直売所って道の駅などにあるじゃないですか。あれって今、全国に何店舗ぐらいあるかご存じですか?
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えっと...数百くらいですかね...?
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そんなイメージですよね。実は約2万3000店舗...大手のコンビニさんと同じくらいあるんですよ。ただ、都会のど真ん中にはなくて、ほとんど地方にあるんです。
この「農産物直売所」を都会にも展開させるべく、全国のスーパーの売場に場所を借りて、その売場を全国の生産者さんに開放する...簡単に言うと、それが「農業総合研究所」の仕事になります。つまり、スーパーの中に「生産者直送の農産物直売所コーナー」を作っていくっていうことですね。
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なるほど...!つまり、生産者さんとスーパーとの「架け橋」ということですね!
特徴としては、どんなものがありますか?
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流通に特徴がありますね。
普通の野菜は、まずはJAさんから市場に行って、仲卸さんにいって、スーパーに届く...という感じで、スーパーは仲卸さんから買って並べます。
でも、この直売所コーナーの野菜はちょっと違っていて、生産者がそのスーパーで売りたい金額を決められるんですよ。
100円で売りたいと言えば、100円で売れる。
もうひとつ、おもしろいと思っているのが、生産者が売りたい場所(スーパー)も決められることですね。
例えば、「渋谷の●●スーパーで売りたい!」と言えば、そこに自分の商品を置けるわけです。
私たちは、そのために拠点を置いて流通をサポートしているという感じです。
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おもしろいですね!生産者さんはどうやって値段や場所を決めているんですか?
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値段や販売数量に関しては、「生産者相場」という形で、エリアや品物別の価格相場情報を集約してデータとして提供したり、各スーパーの農産物直売所コーナーでの売れ残り情報などを生産者さんへ提供しています。
それを基に、生産者自身で金額も数量も決めていただける仕組みです。
売れ残っているということはたぶん、味が悪いか、形が悪いか、値段が悪いか...何か変えられる部分があるはずなんですよね。その辺りを分析しながら、スーパーと生産者と我々でディスカッションして「この金額にしましょう」と考えることで、より生活者のみなさんに満足してもらえる商品にしていく。このサイクルをグルグル回しています。
今までとはちょっと違う流通の仕方で、スーパーの中に青果流通・農産物流通を作っていくのが我々の一つビジネスモデルですね。
生産者さんの規模や商品によって、活用してもらっています。
■鮮度に自信アリ!宝物を見つけるようなワクワク感
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生産者さんへのメリットはいろいろありそうですね!私たち消費者側のメリットはどんなものがありますか?
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最短物流で提供しているため、翌日の朝にはスーパーに届けることができ、鮮度は良いですね。
あと、選ぶ楽しみもあるかな、と。
例えば、きゅうりでもいろいろな種類があって、通常の流通では出会わない商品がスーパーに並ぶこともあります。
なんか"宝物を探すようなアミューズメント感"があるのがおもいしろいところかなと思いますね。
もちろん、生産者さんの名前も記載しているので、安心と親近感も感じてもらえたら嬉しいです。
わざわざ田舎に行かなくても、同じような野菜が買えるというのも、スーパーとお客さんの両方へのメリットとして提供できているのかなと思います。
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家の近くのスーパーで、鮮度が良い野菜を買えるのは嬉しいですね!
そもそも、なぜこの会社を始めたのですか?
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話すと長いのですが...(笑)
もともと農業をやりたかったのですが、バブル崩壊で断念して一度別の会社を経験しています。その後、結婚を機に、奥さんの実家で農業を始めました。
20代後半に農業の仕組みに疑問を抱いたのがきっかけですかね。
農家って、お客さんから直接「ありがとう」「おいしい」という声を聞けないんです。
その点では、やりがいを感じられなかったですね。
「いいものがたくさんできる」→「供給量が上がる」→「価格が下がる」という悪循環も体験しました。
その後、大阪で産直青果店をやってみて、また違った視点から農業が見えたとき、日本の農業を変えていくには、生産と販売の双方から農業流通を変えていくような会社がないと絶対良くならないって思ったんです。その気持ちだけで作りましたね。
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さまざまな経験を経て立ち上げた会社なのですね!
事業を行う中で、大切にしている点を教えてください。
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そうですね、大切にしているのは、やっぱり"食べ物を扱っている"ということです。
食べることって大切じゃないですか。その大切なものを扱っているっていうことを、今一番大切にしています。
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なるほど...!確かに、食べるものの大切さを忘れない、というのはとても大切なことですね!
大変なこともあると思いますが、どんな点が大変ですか?
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すごくむずかしいんですよ、農産物って。何がむずかしいかって言ったら、かさばるし鮮度が要求されるしグラム単価が安い...。運ぶっていうむずかしさもあります。
そこをどうにかしていくのが、僕らの使命なんじゃないかなって思っていますね。
むずかしいです。でもむずかしいから、おもしろいんですけどね(笑)
■生産者・スーパー・消費者...すべての人の生の声が活力
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大変さと同時にやりがいも感じていらっしゃるんですね!
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私は、「需給調整をして豊作貧乏をなくしたい」という思いでやっています。
農業って、食べる量から作る量が設計されていないんですね。そのコーディネートをうまくしていきたいです。
あと、我々はスーパーマーケットさんと組んでやっていますが、最近は「なぜスーパーなのか?ネットは?」と言われることもあります。
でも、日々の買い物の70%はスーパーなんですよね。そのスーパーと繋がって農業の流通を変えていきたいという思いがありますし、それがポイントだと思っています。
最近は、野菜のパッケージに生産者の名前はもちろん、二次元バーコードもつけていて、スーパーで買った野菜の生産者に、メッセージが送れるというサービスも実施しています。
生産者からのメッセージ動画も見られるので、食材のポイントや思いを知りながら、消費者のみなさんに食べていただきたいですね。
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メッセージを見たり送ったり...コミュニケーションが取れるのはいいですね!
この農業総合研究所を経営されて、日々の業務の中でうれしかったことや、やりがいを感じる瞬間などを聞かせてください!
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"「ありがとう」という言葉がたくさん届き合っている瞬間"ですね。
生産者さん、スーパーのみなさん、そして消費者のみなさん。
「買ってくれてありがとう」、「おいしい野菜をありがとう」といった言葉が聞こえてくるのが何より嬉しいです。
農業って、買ってもらうことで終わりではなく、食べてもらうことが重要だと思うので、そこまでの満足度に貢献できていると思えたときが、やりがいを感じる瞬間ですね。
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今後やりたいこと、目指していることをぜひ教えてください。
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海外展開や、あとは、このプラットフォームが別の業界でも活かせるのであれば、何か双方にとって良いことを展開したいなと思っています。
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及川さん、ありがとうございました!
生産者の方々とスーパーと私たち消費者の"架け橋"となって、新鮮な野菜を届けてくれているんですね♪
\コメント募集!/
――――――――――
今回の及川さんのインタビューを読んだご感想や、産地直送コーナーに対するご意見、体験談などをぜひお寄せください!
▼投稿はこちらから
https://cs.beach.jp/scu/4wil
▽投稿方法の確認はこちらから
https://cs.beach.jp/scu/2fw1
――――――――――
また、ほかの方のコメントをご覧になって「同感です!」「確かにそうかも!」と思ったら、返信コメントや拍手でお気持ちを伝えてみてくださいね!
それでは、みなさんからのコメントを楽しみにお待ちしています!
(「"食"のおしゃべりマルシェ」コミュニティスタッフ すう子)
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2024年07月18日 12時03分47秒
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