1976年、カナダのモントリオールでおこなわれたオリンピック・パラリンピックの様子と当時の出来事をご紹介します。
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【1976年 モントリオール大会】
参加国：92
選手：6,084人
日本の獲得メダル：金9　銀6　銅10
※国際オリンピック委員会HPより引用
人種差別政策（アパルトヘイト）をとっていた南アフリカ共和国と交流があるニュージーランドの出場に対する抗議として、タンザニアなどアフリカの国々がボイコットし、参加国数が大きく減った。

最も大きな話題となったのは、女子体操の「白い妖精」ナディア・コマネチ（ルーマニア）。段違い平行棒など計７種目で史上初の10点満点を叩き出し、観客を魅了した。
日本勢では、女子バレーで白井貴子を中心とする「新・東洋の魔女」が5試合すべてにストレート勝ちする圧倒的な強さを見せ、王座に返り咲いた。男子体操団体では、エース笠松茂が大会直前に急性虫垂炎となり欠場するなどのトラブルに見舞われながらも、梶山広司が新技「新月面宙返り」を決めるなどしてソ連を逆転し、5連覇を達成した。
7度の満点で3個の金メダルを獲得。大会の人気を独占したルーマニアの「白い妖精」コマネチ

【昭和51年の話題】
アメリカの航空機メーカーによる旅客機の受注をめぐる汚職事件「ロッキード事件」が発覚。田中角栄元首相をはじめ、政治家や大物実業家らが次々と逮捕され、世間を騒がせた。衆議院予算委員会での証人喚問で繰り返された答弁「記憶にございません」は当時の流行語になった。一方で、鹿児島市で日本初の五つ子が誕生。アイドル「ピンク・レディー」が奇抜な振り付けの「ペッパー警部」でデビューし、大ヒットするなど、明るい話題もあった。
デビュー曲「ペッパー警部」を歌うミー（左）とケイ。子供から人気に火がついた

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