1980年、モスクワでおこなわれたオリンピック・パラリンピックの様子と当時の出来事をご紹介します。
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【1980年 モスクワ大会】
参加国：80
選手：5,179人
日本の獲得メダル：不参加
※国際オリンピック委員会HPより引用
社会主義国として初めて開催された大会。大会前年の79年にソ連がアフガニスタンへ侵攻したことで、アメリカを中心に抗議のボイコットを呼びかける動きが広がった。日本も5月に不参加を決断。合計で67の国と地域が出場を断念、選手団による入場行進を辞退する国も多く、異例のオリンピックとなった。

ボイコットの決定を巡っては日本でも、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）へ選手やコーチたちが大会参加を求める姿などが報道された。柔道の山下泰裕やレスリングの高田裕司らメダルが有力視されていた選手たちの多くが涙をのんだ。
ボイコットの影響で、日本では大会の中継も縮小。男子体操の連覇記録も自動的に途絶えた。
モスクワ五輪への参加を涙ながらに訴える柔道の山下泰裕＝昭和55年4月21日

【昭和55年の話題】
日本の自動車生産台数が1,100万台を超え、初めてアメリカを抜いて世界1位に。国内では赤いボディのマツダ・ファミリアがに大ヒットした。東京・原宿の歩行者天国では奇抜なファッションで踊る若者の集団「竹の子族」が注目を集めた。任天堂が初の携帯型ゲーム機「ゲーム＆ウォッチ」を発売し、ヒットしたのもこの年。一方で、昭和を象徴するスターたちが表舞台から姿を消した。人気歌手の山口百恵が引退し、読売巨人の長嶋茂雄監督が辞任、王貞治選手も引退し、ファンの涙を誘った。
独特の衣装「ハーレム・スーツ」を着て路上で踊る竹の子族の若者たち

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