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from: コミュニティ スタッフさん
2021年08月24日 13時15分43秒
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【パラリンピアンご紹介】頼れる「目」に導かれ ともに闘う
2021年8月24日、東京2020 パラリンピックが開会します。
こちらでは、過去に掲載された産経新聞の記事を紹介します。
*年齢、肩書などは記事掲載当時のままとなっています。
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頼れる「目」に導かれ ともに闘う
令和3年6月13日付け 産経新聞朝刊掲載
アスリートが「孤独の闘い」と表現されるのに対して、視覚障害のパラアスリートには「目」となる存在がいる。選手たちの最高のパフォーマンスの陰には、ともに闘う「仲間」との信頼関係がある。陸上のトラック競技に臨む選手と伴走者。「テザ—」と呼ばれる伴走ロ—プでつながれている=高松市の屋島レクザムフイ—ルド
「信じているから、トップスピードで壁に突っ込んでいける」
競泳男子の木村敬一(30)=東京ガス=は言い切る。
ゴールやターンの際、壁の1~2メートル手前で、プールサイドに立つ「タッパー」が、棒を使って頭などをたたく「タッピング」でプールの壁の接近を知らせる。激突の危険はもちろん、「息が合わないと、1秒近くタイムが変わる」と木村は言う。
木村のタッパーの寺西真人さん(61)は、木村を中高の盲学校で指導した元教諭。寺西さんは「試合では木村と一体となって泳いでいる感覚。それが阿吽(あうん)の呼吸を生む」と話す。競泳男子100メートル自由形でゴールに向かう木村敬一。タッピングに使う棒は、釣りざおやピート板などを用いて手作りされている=横浜国際プール
陸上女子、走り幅跳びの高田千明(36)=ほけんの窓口=が、耳をふさぐようなしぐさを見せた。「コーラー」の大森盛一さん(48)の声と手拍子を聞き逃すまいと聴覚を研ぎ澄ます。「声と神経をつなげる」と高田は表現する。
コーラーは声と手拍子で選手に踏み切りの位置などを伝える。「イチ、ニ、サン...」。15歩目。助走した高田が1メートル幅の踏み切りエリアで鮮やかに跳躍した。
競技を始めて8年。恐怖心は完全には拭えないが「何かあれば大森さんなら体を使ってでも止めてくれる。声に導かれるまま全力を出すだけ」。二人だからこそ武器のスピードを最大限に生かして跳べる。陸上女子の走り幅跳びでスタート前の高田千明。コーラーの大森さんが、 跳躍の直前まで助走路の中央に立ち、手拍子と声で合図する=国立競技場
トライアスロンの大会で、バイクに乗る米岡聡(左)。タンデムバイク の前方にガイドが乗り、同じガイドとスイム、ランも行う=横浜市中区
信頼という光に導かれるように選手が泳ぎ、走り、躍動する。舞台となる東京パラリンピックは、あと2カ月余りで開幕する。
(写真報道局 佐藤徳昭、蔵賢斗、福島範和、鳥越瑞絵)
令和3年6月13日付け 産経新聞朝刊掲載
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記事を読んだ感想や、実際に観戦して感じたパラリンピアンの仲間の存在についてなど、コメントでお寄せください。
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コメント: 全13件
from: sarisariさん
2021年08月29日 09時44分38秒
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素晴らしいですね。頑張ってほしいです。しっかり応援したいと思います。
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