こんにちは！スタッフのミューチャリングです。
時代の変化とともに生活スタイルや働き方、求めるモノやコトが多様化していく中で「老後」は誰にでも共通のテーマになると思います。巷で話題のiDeCoにスポットをあてて、その特徴等を毎月掲載していきます！今回のテーマは「iDeCo運用商品における投資信託の手数料（信託報酬・信託財産留保額）」について取り上げます。
まず、信託報酬とは、投資信託の運用・管理にかかる費用です。運用会社（投資家から預かった資産の運用を行う会社）や、信託銀行（投資家から預かった資産を保管・管理する会社）、販売会社（銀行等）に自動的に支払われ、全ての投資信託に設定されています（信託報酬のかからない商品はありません）。信託報酬は基準価額※を計算する際に投資信託全体の財産から毎日所定の割合が差し引かれます。
※基準価額とは、投資信託の売買の際に基準となる時価のことです。一般的に10,000口あたりの価格で表示され、投資信託に組み入れている株式や債券などすべて日々評価し、利息や配当金などの収入を加えた資産総額から、手数料などを差し引いた純資産総額をその日の総口数で割った額となります。
次に、信託財産留保額とは、通常、売却時にかかる費用のことです。また、信託期間の途中に買い付けたり、途中に換金したりする場合に、ファンドの運用の安定性を保つと同時に、長期に保有する受益者との公平性を確保するために信託財産中に留保されるものです。信託財産留保額は一部の投資信託のみに設定されています（信託財産留保額がない商品も多くあります）。投資信託の売却時に基準価額に対して所定の割合が差し引かれます。

【信託報酬・信託財産留保額の比較】


最近の傾向として、iDeCoでは信託報酬の低い商品が注目されてきており、既存の商品についても、信託報酬を引き下げる運用会社もでてきています。また、信託財産留保額が発生する商品はごくごく少数となっています。なお、iDeCo以外で投資信託を購入する場合、「購入時手数料」がかかる商品もありますが、iDeCoでは「購入時手数料」がかかる商品はほとんどありせん。購入時手数料が発生しない商品は「ノーロード」と呼ばれます。

以前、「運用スタイル」のテーマにおいて、投資信託には「アクティブ運用」と「パッシブ運用」の2種類の運用スタイルがあることについてふれました。「アクティブ運用」は独自の調査・分析に対する労力やコストが発生することから、「パッシブ運用」よりも信託報酬が高めに設定されているのも特徴です。
（iDeCoミュ「運用スタイル」：掲示板:THE MUTUAL+トークルーム｜Beach - ビーチ）
iDeCoに既に加入している方はご自身の投資信託の手数料を確認してみてください。また、iDeCoにこれから加入しようと思っている方は、金融機関ごとに取り揃えが異なる商品ラインナップの手数料を判断基準の１つにしてみてください。信託報酬や信託財産留保額は不定期に運用会社が見直すため、数値が変更されている場合があります。

【ちなミニ情報】
日本気象協会が発表した2024年梅雨入り予想によれば、早いところでは5月中旬からその他の大部分の場所では6月中旬までにかけて、梅雨入りになると予想されています。天気と株価の関係は一般的に晴れの日が続けば、投資家の気分が良くなり気分が投資に向き、株価が高くなる「晴天効果」といわれていますが、外出出来ない期間を有効活用して、iDeCo等を利用した老後の資産形成を検討してみてはいかがでしょうか？

フコク生命のiDeCoへのお申込みはこちらにアクセス！　▼
https://fukoku-life-ideco.com/ideco-web/diagnosis

＜ご参考＞ iDeCoの実施機関である国民年金基金連合会が



を運営していますので、こちらもチェックしてみてください。
https://www.ideco-koushiki.jp/