みなさん、こんにちは！「街育ひろば」スタッフです。

みんなの住んでいる街には、その街を象徴（しょうちょう）するものがありますよね。
たとえば、渋谷には有名な「ハチ公像」があったり、浅草には浅草寺の「雷門」、
新橋には駅前に大きなSL（蒸気機関車）があります。

六本木ヒルズという街にも、そんなシンボルがあるのを知ってますか？
それは、≪ママン≫という蛛（くも）のオブジェです。


≪ママン≫は、高さが10メートルもあって、街を訪れる人々の目をひきます。
下からのぞき込んでよく見てみると、お腹に大理石でできた20個の卵を抱えているのがわかります。このオブジェは子どもを守り育てる優しいお母さんをイメージしているんです。
ちなみに、≪ママン≫はフランス語で「お母さん」という意味なんですよ。


また、「六本木ヒルズが、多くの人が集まって新しい情報を紡(つむ)ぐ街になってほしい」という願いも≪ママン≫には込められています。網（あみ）の目状の巣をつくる蜘蛛の姿は、六本木ヒルズからいろんな情報がウェブ状に発展(はってん)していくネットワークも象徴（しょうちょう）しているんです。

この≪ママン≫を作ったのは、「ルイーズ・ブルジョワ」という有名なフランス出身のアーティスト。≪ママン≫は六本木ヒルズのシンボルとして、今もみんなに愛されているよ。

みんなの街にはどんなシンボルがあるかな？ 家族や友だちと一緒に探してみよう！

◆「ルイーズ・ブルジョワ展」へ行こう！
今、六本木ヒルズの森美術館では≪ママン≫をつくったアーティスト、ルイーズ・ブルジョワさんの個展「ルイーズ・ブルジョワ展：地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」が開かれているよ。ルイーズ・ブルジョワさんは子どもの頃の体験を元に、希望や不安、怖さや安心など、いろんな感情を作品で表現していて、この展覧会では100点以上の作品が紹介されています。
中学生以下は無料で入れるから、ぜひ家族やお友だちと見に行ってみよう！
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/bourgeois/

◆ラーニング・キュレーターの解説を聞きながら「ルイーズ・ブルジョワ展」を親子で体験！ヒルズ街育プロジェクト「親子で学ぶ！文化と街づくり、アートのヒミツ探検ツアー」参加募集中！（参加費無料）
六本木ヒルズ・森美術館で「ルイーズ・ブルジョワ展」の鑑賞やワークショップを通じて、「なぜ街にはアートや文化が必要なのか」を一緒に学びませんか？
詳細はヒルズ街育プロジェクトホームページをご覧ください。




※2024年夏の街育「アートのヒミツ探検ツアー」の様子