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from: 【登山部サポーター】橋谷晃さん
2024年03月22日 22時51分24秒
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みかも山のカタクリはこれから見頃を迎えます
こんばんは、登山部サポーターで、プロガイドの橋谷晃です。
3/20に、カタクリ群落で有名な、栃木県・みかも山に行ってきました。
東入口では、河津桜がお出迎え。
入口からすぐの「野草の園」では、ミスミソウ(別名:雪割草)が迎えてくれました。
野生種なのに、まるで園芸種のようにいろんな色と形の花を咲かせる、日本の野生植物には珍しい花です。
(高山植物のユキワリソウ(サクラソウの仲間)とは別種なので注意です)
続いてアズマイチゲ。
早春の、木々の葉がまだ開かずに地面に日が当たる時期に芽を出し、成長、開花、結実を1か月ほどでやりとげ、木々の葉が茂る頃には地表から跡形もなく姿を消す、「スプリング・エフェメラル(春の儚い命=春の妖精とも訳されます)」の仲間です。
そして、その「春の妖精」の代表格、みかも山全体で20万株を超える群落があるというカタクリ。
まだまだつぼみの株がたくさんありましたから、3/20現在で5分咲きくらい。
今年はおそらく、3/24~28くらいに見頃を迎えるでしょう。
陽が当たると、花びらを思い切り反り返らせるのは、花粉を雨から守るために下を向いて咲きつつ、昆虫が多く飛ぶ晴れた日には、花の表を見せて虫たちにアピールしたいという、精一杯の工夫の表れです。
さらに花の中心を覗くと、まるで人が筆で描いたかのように、「もう一つの花模様」があるのが、わかりますでしょうか?
この模様は、「ここに蜜がありますよ」と、虫たちを強烈に惹きつける、誘導サインの役目をするそうです。
人間と違って紫外線が見える昆虫たちにとって、紫外線の反射と吸収で描かれたこの模様は、相当強烈なアピール力を持つようです。
みかも山の2つあるピークのうちの1つ、西岳近くの富士見台からは、関東平野を見渡す広大な展望が得られます。
ただしこの遠望は3/20のものではなく、下見時の3/7のものです。
関東平野の向こうに、大山から始まる丹沢、そして奥多摩へと連なる山々が並んでいます。
そして奥多摩の向こうには、遠く富士山の姿も。
反対側には、男体山、女峰山など日光の山々。
このみかも山のようすは、3/27(水)午前9:58~テレビ東京「なないろ日和!」でもお伝えいたします。
中山エミリさんと、みかも山をはじめ、栃木市の野草の見どころを、訪ねてきました。
他に「花乃江の郷」「大柿花山」などもご紹介いたしますので、よろしければぜひご覧ください。
(「花乃江の郷」のランチバイキングが、一品一品とっても丁寧に作られていて、美味しかった!)-
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コメント: 全1件
from: mikariさん
2024年03月27日 14時12分29秒
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カタクリの反り返らった花びらの中の「もう一つの花模様」、面白いですね!
紫外線の反射と吸収で描かれた模様ということで、近くで観察してみたいです。
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