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「登山部」は、難易度の高い山に挑戦する本格登山派のみなさんはもちろん、気軽に山歩きを楽しむ方、また、クライミングやトレイルランニングをしている方々も含め、「山」という共通の話題で、情報交換をしたり会話を楽しんだりしていただく場(=サークル)です!
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  • from: 【登山部サポーター】橋谷晃さん

    2024年10月15日 16時05分44秒

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    富士山お中道は、地球5億年のドラマを感じる道

    こんにちは、登山部サポーター、プロガイドの橋谷晃です。

    富士登山の開山時期は終わりましたが、この時期でも楽しめる、自然豊かで静寂に包まれたコースが、「お中道」です。

    かつては富士山5合目付近を1周していた道なのですが、現在はおもにスバルライン5合目~奥庭間が整備されています。

    そしてこの道は、地球が気の遠くなるような長い年月をかけて、緑の星となっていった、地球創世のドラマを体感できる道なのです。

    富士山は今の形ができて約1万年の新しい火山ですから、この地球が、地上に生命が進出してから5億年かけて、溶岩だけの不毛の地から、緑の大地となっていった過程を、ギュッと凝縮して(もちろんそのままの形ではありませんが)見ることができます。

    例えばこれ、ふかふかの苔の中から、シャクナゲなどの新しい樹木が芽を出そうとしています。


    しかしその断面を見ると、地表のわずか10cmくらい下は、硬い溶岩でできていることがわかります。


    これは比較的新しい溶岩流の跡。
    まるでコンクリートのように、表面に緑はありません。


    約5億年前、硬い溶岩の不毛の地に、海から最初に進出した生命が、苔だったといわれています。
    苔は水や養分を吸収するための根を持たないため、硬い溶岩の上でも生きていくことができました。
    (水は表面から直接吸収しています。それで苔は、雨が降ると急にみずみずしくなり、降らないとカラカラに乾いてしまうのです)

    やがて長い年月の間に、枯れた苔はわずかな土となって地表を覆い、それを土台として、根から水分を吸収するように進化した植物、草が現れました。
    さらに光合成の光を求めて高く伸びるように、リグニンという固い物質を含んだ樹木が現れ、地上は森で覆われるようになりました。

    火山には、溶岩流が固まった硬い大地の他に、ザラザラ崩れるような斜面もあります。
    細かなマグマの飛沫が降り注ぎ、固まった小さな岩石粒の集まりです。(スコリアと呼ばれます)

    この斜面は、雨や雪解け水によっていつも表面が流れ落ち、なかなか植物が生えることができません。
    これは比較的最近の、雪解け水による雪崩の跡です。


    そんな場所に最初に生えてくるのは、イタドリやオンタデなど、2m近い長い根を張ることのできる植物たちです。
    彼らは雪崩などで押し流されても、ちぎれた根からまた再生することができます。


    彼らが根を張ると、その部分の斜面が安定し、飛んできたカラマツやダケカンバの種が発芽して、根付くことができます。
    そんな、草と樹が一体となった島のようなかたまりが、パッチワークのように上へ上へと進出しているようすが、よくわかります。


    富士山の緯度の、本来の森林限界は、現在より高いと思われますから、長い年月をかけて、ある程度の高さまでは、緑の植物で覆われた斜面となってゆくことでしょう。
    (その間にまた噴火があり、一度振り出しに戻り・・が繰り返されるかもしれませんが)

    そんな地球創世のドラマを目の当たりに見ることのできるようすは、明日10/16(水)朝9:58~放映の、テレビ東京「なないろ日和!」で、ビジュアルで詳しくご紹介しております。
    (リポーター役の、タレントで元K-POPアイドルの藤原倫己さんと)

    もし興味がありましたら、ぜひご覧ください。

    また10月中旬の今は、例年ですとカラマツが黄葉し、こんな美しさになります。


    また、富士山に登られた方は、地面が赤くてガラガラした軽石(スコリア)で覆われているのを感じられたかと思いますが、これはマグマの小さな飛沫が、空中に飛ばされてからゆっくり固まるときに、マグマ中の鉄分が酸素に触れて、酸化して(いわば錆びて)できた赤味です。

    これに、赤みが強い朝日や夕陽が当たると、いわゆる「赤富士」や「紅富士」と呼ばれる美しい現象が見られます。


    自然現象としても興味が尽きない富士山、山頂だけでなく、ぜひ中腹や麓にも、注目してみてください。

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コメント: 全1件

from: 草取り名人さん

2024年10月20日 03時52分49秒

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富士山5合目付近を1周できる道があるんですね
いろいろ楽しめそうで良いですね

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