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「登山部」は、難易度の高い山に挑戦する本格登山派のみなさんはもちろん、気軽に山歩きを楽しむ方、また、クライミングやトレイルランニングをしている方々も含め、「山」という共通の話題で、情報交換をしたり会話を楽しんだりしていただく場(=サークル)です!
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    雪の大菩薩峠

    2月の下旬の話ですが大菩薩嶺から小金沢連嶺の牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ、途中は介山荘で宿泊しながらゆっくり歩いてきました。
    冬季閉鎖になる林道の終点である丸川峠への登山口へタクシーで入り登山開始です。
    この辺りは標高も低く全く雪はありませんが沢や染み出した水はカチカチに凍っていますので落ち葉の下など見えないところの凍結に注意しながら標高をあげていきます。
    丸川峠近くまで登ると尾根の北側の日陰には雪が残っていましたが丸川峠まではアイゼンやチェーンスパイクなどの滑り止めは気を付けていれば不要でした。


    丸川峠から先は急に積雪が増えて降雪してからしばらくたっていたために非常に硬く凍った登山道になりましたのでアイゼンやチェーンスパイクを履きました。
    常に雪や氷の上というわけでもなく所々は土や岩、木の根がでた道なのでアイゼンよりもチェーンスパイクが歩きやすく有効でした。
    以前にも書いたのですが最近はアイゼンを履くような場面でもチェーンスパイクを履いている方を雪山で多く見かけますが斜面や雪の状態によって向き不向きがありますので
    使い分けが必要です。

    単調な樹林帯を登ると大菩薩嶺(だいぼさつれい)2057mに到着、日本百名山に数えられていますが山頂は樹林におおわれ展望はなく地味です。
    その後、稜線を南下して雷岩に着くと一気に大展望が広がります。




    展望の稜線をゆっくり下っていくと介山荘という山小屋のある大菩薩峠に到着です。

    大菩薩峠は登山をしない方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
    というのも何本も映画化された中里介山の長編小説「大菩薩峠」が有名だからですね。
    その中里介山の名前の付いた介山荘に宿泊です。冬でも快適におもてなしをしていただける山小屋です。

    中里介山直筆だそうです。


    この峠からは夕陽も朝日も見ることができ夜は甲府盆地の夜景もきれいです。



    翌朝はさらに稜線を南下、富士山を目の前にみながら小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)へ、この牛奥ノ雁ヶ腹摺山は日本一名前が長い山らしいです。


    ここから下山しました。
    秋の紅葉時期は非常に人気の高い山ですが冬も展望もよく、静かに歩けますので雪山入門にも最適な山でお出かけになられてはいかがでしょうか。

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